ユーザーアイコン
作者:のえる@金魚 ジャンル:おおきく振りかぶって お題:恥ずかしい感覚 必須要素:リアルな描写 制限時間:15分 読者:259 人 文字数:1047字 お気に入り:0人
実際にはほんの短い間だったが、その時間は千年にも感じられた。水谷はひざあたりまでズボンを下ろした状態で、ゆっくりと閉じられた部室のドアを見つめた。数秒前まで、そ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:のえる@金魚 ジャンル:おおきく振りかぶって お題:殺されたドア 制限時間:15分 読者:276 人 文字数:1117字 お気に入り:0人
「何してんの?」部室の前に中腰で構えている栄口を見て、田島は後ろから声をかけた。「入んねーの?」「入んないんじゃなくて、入れないんだよ!」栄口はなぜか小声で言い 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:のえる@金魚 ジャンル:おおきく振りかぶって お題:ナウい娘 必須要素:ロシア語 制限時間:15分 読者:265 人 文字数:1216字 お気に入り:0人
「ねえねえロシア語しゃべれる?」「はぁ?」栄口の唐突な言葉に、泉は顔をしかめた。練習の帰り道、いつものコンビニでそれぞれが腹ごしらえをしている最中の出来事だった 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:のえる@金魚 ジャンル:おおきく振りかぶって お題:限りなく透明に近い雪 制限時間:15分 読者:242 人 文字数:924字 お気に入り:0人
高瀬準太は、マフラーにかかった雪を振り払って空を見上げた。ライトグレーに染まった雲間から、しんしんと雪が降り注いでいる。肩から斜めにかけたエナメルバッグを担ぎ直 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:のえる@金魚 ジャンル:おおきく振りかぶって お題:暴かれた冬 制限時間:15分 読者:213 人 文字数:1167字 お気に入り:0人
「野球やめんなよ」静かな声で叶は言った。三橋はうなずくこともできないまま、叶の胸あたりを見つめていた目をさらに伏せた。「お前がやってたのは違うんだよ!」そんな三 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:のえる@金魚 ジャンル:おおきく振りかぶって お題:憧れの税理士 必須要素:主人公が誰かを愛す 制限時間:15分 読者:245 人 文字数:889字 お気に入り:0人
小さいころに憧れていた親戚のお兄さんがいた。西広家は比較的頭の出来がいい人たちの集まりだったし、そのお兄さんも御多分に漏れず頭のいい人だった。いつもほがらかで優 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:のえる@金魚 ジャンル:おおきく振りかぶって お題:それいけいたずら 必須要素:ボールペン 制限時間:15分 読者:256 人 文字数:1165字 お気に入り:0人
教室は、それぞれがノートにペンを走らせる音と、黒板をチョークが叩く音以外には何も聞こえない。そのさざ波のような静けさは、放課後の練習に備えて体力を温存させたい彼 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:のえる@金魚 ジャンル:おおきく振りかぶって お題:すごい悪役 制限時間:15分 読者:271 人 文字数:1034字 お気に入り:0人
そんな役回りだ。叶はそう思いながら、白球を握って指の腹でその表面を撫でた。投げても投げても、納得のいく投球はできなくて、それでも投げ続けるしか焦る気持ちを拭う術 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:のえる@金魚 ジャンル:おおきく振りかぶって お題:女同士の嘘 必須要素:豚肉 制限時間:15分 読者:256 人 文字数:932字 お気に入り:0人
人間というものは嘘をつく生き物である。「千代はさぁ、やっぱあの中に好きな人がいたりするわけ?」「えぇっ?」唐突に発せられた一言に、篠岡千代は思わず間抜けな声を上 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:のえる@金魚 ジャンル:おおきく振りかぶって お題:僕の好きな野球 制限時間:15分 読者:244 人 文字数:925字 お気に入り:0人
野球おもしろいよね、と物心つくころから言われ続けて育った俺にとって、野球をすることは呼吸をするのと同じくらい当たり前のことだった。父親は野球にはちっとも関心を示 〈続きを読む〉