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作者:ケイマ ジャンル:國崎出雲の事情 お題:気持ちいい消しゴム 制限時間:30分 読者:782 人 文字数:1468字 お気に入り:0人
出雲は、加賀斗と正座で向き合っていた。 今でもあまり慣れないから、この体勢にはそれなりに辛いものがある。現在こそ加賀斗を追い詰める役目に躍起になっているが、立 〈続きを読む〉

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作者:ケイマ ジャンル:國崎出雲の事情 お題:部屋とYシャツと反逆 制限時間:30分 読者:727 人 文字数:1429字 お気に入り:0人
紗英は、自分の部屋にいた。 否――正確には違う。自身の使い慣れたベッドに腰掛けている状態ではあるのだが、逆に言えば『ここ』にはそれしか置いていないのである。 〈続きを読む〉

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作者:ケイマ ジャンル:國崎出雲の事情 お題:赤い雲 制限時間:30分 読者:876 人 文字数:1494字 お気に入り:0人
――今日は、女形をやってみないか? 親父がそう言った時、幼いオレはひどく不愉快になった。長男として生まれたからには、立ち役として名を残したいと思っていたからだ 〈続きを読む〉

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作者:ケイマ ジャンル:國崎出雲の事情 お題:美しい模倣犯 制限時間:30分 読者:621 人 文字数:1324字 お気に入り:1人
「お前とは、組めない」 絞り出した言葉がどれだけ血を吐くようなものだったのかは、久珸自身にすらわからなかった。 ただ振り返りもせず見えなくなった庵寿郎の背中が、 〈続きを読む〉

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作者:ケイマ ジャンル:國崎出雲の事情 お題:小さな門 制限時間:30分 読者:705 人 文字数:1474字 お気に入り:1人
すぐに出るから、と。 紗英はそう言われて、國崎邸の外でじっと出雲を待っていた。冬に相応しく肌を刺すような寒さはあったものの、彼女の言葉に従うためであれば何と言 〈続きを読む〉

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作者:ケイマ ジャンル:國崎出雲の事情 お題:意外!それは秋 制限時間:30分 読者:806 人 文字数:1444字 お気に入り:1人
「師匠、まだ調子が良くないんですか?」 加賀斗に尋ねられ、八雲の部屋から出て来た所だった冬政は厳かに首を縦に振った。 柳眉を寄せている弟弟子は、何か出来ないもの 〈続きを読む〉

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作者:ケイマ ジャンル:國崎出雲の事情 お題:嘘の風 制限時間:30分 読者:574 人 文字数:1344字 お気に入り:0人
この人にとって、自分という存在はあくまで「弟分」でしか無いのだと。いや、そもそも取るに足らないのだと。 気付きたくなかった。 気付いてはいけないと思った。 そ 〈続きを読む〉

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作者:ケイマ ジャンル:國崎出雲の事情 お題:ちっちゃな友人 制限時間:30分 読者:537 人 文字数:1394字 お気に入り:0人
その視線に気付いたのは、玄衛にとっては偶然でも何でも無かった。 必然。ただの、必然。 粘着質なそれの意味は、よくわかっているつもりである。何でも知っていそうな 〈続きを読む〉

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作者:ケイマ ジャンル:國崎出雲の事情 お題:商業的な恋人 制限時間:30分 読者:829 人 文字数:1459字 お気に入り:0人
隠れ蓑、という言葉がある。 世間の目を誤魔化すために、偽の情報を敢えて周囲にもたらすことだ。 そんなものはまず必要無いし、真実に対してあまりにも不義理ではない 〈続きを読む〉

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作者:ケイマ ジャンル:國崎出雲の事情 お題:恐ろしい液体 制限時間:30分 読者:673 人 文字数:1579字 お気に入り:1人
「……こういう時、どうしてオレってこういう役割なのかねぇ」「そういう人だからですよ、アンタが」 グラスを指先で摘まんで揺らす八雲は、弟子の一人であり長い付き合い 〈続きを読む〉