ユーザーアイコン
作者:にぼし ジャンル:咎狗の血 お題:肌寒い罪人 制限時間:1時間 読者:333 人 文字数:869字 お気に入り:1人
この体が熱を発しているのか、それとも逆に吸い込んでいるのかすらも、霞んだ思考のもとでは判断がつかなかった。瞼や頬、吐き出すには痛むほどの熱が篭りきり、だが反対 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:にぼし ジャンル:咎狗の血 お題:思い出の内側 制限時間:2時間 読者:360 人 文字数:1170字 お気に入り:2人
唇をなぞる度に、瞼に触れるのは決まってあの夜だ。夜気と雨の綯交ぜが、震えながら胸の中に落ちる。慣れることはなかった。かえって回を重ねることで、背徳の色が色濃くな 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:にぼし ジャンル:咎狗の血 お題:悔しい喪失 制限時間:1時間 読者:320 人 文字数:532字 お気に入り:2人
掻きわけるような。眼前に広がる砂に掌を滑らせながら、詰と瞳を数多の粒へと凝らしているような。探しているのか、見出そうとしているのか、あるいは。(まあ、もうそれは 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:にぼし ジャンル:咎狗の血 お題:凛とした小説の書き方 制限時間:15分 読者:353 人 文字数:207字 お気に入り:2人
無機質なワープロの画面に時事を走らせる横顔には、平生に滲ませている柔和さは幾分か鳴りを潜めている。髭を剃り切れていない横顔に、つと線を引くと、動きに合わせて視 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:にぼし ジャンル:咎狗の血 お題:8月の部屋 制限時間:1時間 読者:413 人 文字数:603字 お気に入り:2人
篭る湿った熱に煽られる。髪を濡らし先から流れる汗となって、吐き出される吐息となって、蠕動する肉となって、窓を止めどなく打つ雨粒となって、飽和する熱は姿を変えなが 〈続きを読む〉