ジャンル:おそ松さん お題:あきれた勇者 必須要素:手帳 制限時間:2時間 読者:294 人 文字数:1737字 お気に入り:0人

間違い続けたままで。(後書きのみ未完)

腐向け注意です。
あの頃も、今も、僕達は間違いを犯している
の続きです。
今更ですが、おそチョロです。
チョロ松がチョロいです。甘々。


あの時から、僕は、僕達の関係はおかしくなってしまったのか。
おそ松兄さんは本当にふざけていたのかもしれない。

ふと、引っ越す時に買った手帳が目に入る。
5月のページが開かれていたそこには、『僕達の誕生日」と書かれていた。

そうだった。
僕達は六つ子で、家族で。
デリカシーのないおそ松兄さんのあの行動は、多分ポッキーゲームの様な感覚だったのだろう。


ピンポーン

チャイムが鳴った。
僕は我に返り、慌てて立ち上がるとドアを開けに行った。
それにしても、誰だろう。
こんな夜中に家を訪ねる様な不躾なやつは。
もしかしたら強盗かもしれない。用心しよう。
そして、僕がそろそろとドアを開けると、

そこには

「…よお!」

「…おそ、松、兄さん…」
まるで、噂をすれば影がさす、様に。


「どうしたの?元気ないねぇ〜、痩せた?」
何処に就職したの、何してんの、と何も気にしていない様子で、僕に話しかけてくる。
それが逆に、出発前夜の事を思い出させる様で、辛かった。
「…とりあえず、入って」
「おっじゃまっしまーす!へぇ〜、広っ!フゥーーー!!」
おそ松兄さんは深夜だからなのか、やけにテンションが高かった。
「うるせぇ!!やめろ!転げ回んな!いろいろ壊れるから!」
「あ、チョロ松やっと怒った」
おそ松兄さんが急に真顔になる。
「え…は?」
そしてタバコをふかし始めた。
「気付いてる?前だったらまず、俺がこんな時間に来たら『今何時だと思ってんだよ!ばっかじゃねーの!?とっとと帰れ!』ぐらいは言ってたのに、今はさ〜。鏡みたら?メッチャ間抜けだよ?」

急な言葉の羅列。
まるで僕を全て知っているかの様な言葉。
それでいて、過去を全く振り返っていないその言動。

そして、まだ酔いが覚めていないのか、僕はそんな単純な言葉で、会って数分も経たないうちにキレた。

「…ふざけんな!俺の言動も行動もお前なんかに分かってたまるかよ!!自分がイラついてるだけで十四松蹴って見送りにも来てくれないで!!高校の時だって、あんな事しやがって!あれからあン時のお前のタバコの匂いがチラチラ浮かんで嫌でも時たまその時のお前の事思い浮かべるし!兄弟でそういう感情なんてないよな、とか思っててもお前の事考えてるし!でも、お前は全部覚えてないんだろ!?身勝手なんだよ!お前!…っ!?」


あの時と同じだった。

乱暴に頭を掴まれ、
キスをされた。

一気に流れ込んでくる、タバコの匂い。
大人になったからなのか、少しは耐性が付いた。
でも、相変わらず
不快で、
懐かしく、
恋しい匂い。

「…っは、う」
タバコの二酸化炭素やら一酸化炭素やらで息が苦しくなる。
しかし、少しの間口を開け、息ができる、と思った瞬間、おそ松兄さんの舌が入り込んできて、僕に息継ぎをする暇を与えない。


タバコの匂いと息のできない所為で苦しくなって、頭がおかしくなりそうだ。
時折唾液が流れ込んできて、僕はそれをてい

どれだけキスをしていたのだろうか。
おそ松兄さんが不意に口を離す。
口と口との間に、透明な糸が伝った。
僕はそれを拭う気力も無かった。
只々息を荒らげ、その場にへたり込む。

「はぁ…ふっ、は」
「…チョロ松。」
「…ん?」
「俺だってお前に言いたい事沢山あるよ?
何でいきなり出てくの?とか、何であのとき俺の事嫌がってた筈なのに突き放さなかったの?とか。」
「…それだけ?」
「…好きだ、チョロ松」
「僕も、だよ。兄弟なのに」
「とりあえずさ〜、
ここに住ませてよ〜チョロ松ぅ〜」
「嫌だよ!何がとりあえず住ませてだ!人が真面目に話してる時に!将来彼女出来たらどうすんだよ!」
「チョロ松…俺と相思相愛じゃなかったの…」
「うっ…いや、その」
「テメェより先に彼女作ってやる!」
「んだと!?」


結局僕達は、間違いを犯したまま、日々を刻んでいく。
それも案外悪くないのかもしれない。






眠さとギャグ欲しさで後半辛かったけどキスシー

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