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ほれたはれた

サンズがフリスクに惚れた話


嗚呼そうだ、これは問題だ。それも単純な話じゃあない。手元のケチャップを飲み干して、サンズはさも困惑していると言った様子でグリルビーに語り掛けた。

「これを知ったら、パピルスはなんて言うんだろうな」

案外喜んでくれるかもしれない、とグリルビーはグラスを拭く手を止めずに言った。彼にとってこれはよもや恒例行事と言っても差し支えないからだ。サンズが柄にもなく困惑していたり凹んでいる時、いつだってその背後にいるのは1人の人間であることもだ。
サンズは決して口下手な方ではない。むしろコミュニケーション能力には長けている方だし、その気になれば気の利いたジョークを言うのは彼にとって何ら難しいことではない。そんな彼が動揺するほどに、あの人間の存在は大きいのだ。

「柄じゃあない。まったく、本当にだ」

頭を抱えて、サンズが呻く。グリルビーは返事の代わりに彼の前にもう1本ケチャップを置いた。そもそも彼がここに来る時、彼は何か言葉を求めているのではなく吐き出す相手が欲しいだけなのを知っているからだ。人がまばらになる閉店時間寸前に来るのが、彼のせめてものプライドなのかもしれない。
サンズは困惑している。初めての感情に、初めての経験に困惑している。ある日突然降ってきた人間への感情が、そいつが無邪気に笑った時の胸の高鳴りが、そいつが誰かと話している時の吐き気が、全てが彼を苛んでいた。

「よりにもよって、人間とはな」

博識なサンズは、それが何なのかを知っている。それが一等彼を苦しめているのだ。おいおい上段じゃねえぞ、なんでアイツなんだ、と愕然とする頃には、その"アイツ"の事を無意識に目で追ってしまっている。
嗚呼そうだ、これは問題だ。もう1度呟いて、サンズは深いため息を落とすのだった。

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