ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:昨日食べた大雪 制限時間:4時間 読者:375 人 文字数:846字 お気に入り:0人

雪の日

夜の間に静かに降り積もった雪は、目を覚ましたポルナレフがカーテンを開けると同時に眼前に真っ白な世界となって現れた。
「承太郎、承太郎!」
ポルナレフは、急いでベットで寝ている承太郎を揺する。
差し込む朝日に眩しそうに目を細めた承太郎は、
「……何だ。まだ眠いぜ」
半分寝ぼけた顔でポルナレフを力づくでベッドに引き入れた。
「うわっ!」
「あったけぇ……」
承太郎はポルナレフをぎゅうっと抱き締めた。
「だあっ!起きろってば承太郎!雪だぜ、雪!」
「ああん、ゆ……き……?」
「そうだぜ、早く外へ出てみようぜ!」
「もう少しだけ寝てからな……」
「もう!それじゃ雪が溶けちまう」
ポルナレフは承太郎の絡めた腕を振り解こうと彼の腕の中でじたばたともがく。
「ちっ、仕方ねえな」
腕を解き、ポルナレフを解放した承太郎はガシガシと寝癖頭を掻くとベッドを降りた。
「よっしゃ!さ、外出ようぜ」
その背中をポルナレフは追いかけた。


「寒いな……」
承太郎の雪を見ての第一声は何とも情緒のないものだった。
彼は腕を組んで雪景色を眺めている。
「うおー!誰も踏んでない新雪ってやつだぜ!!」
ポルナレフはその景色にテンションが上がっている。真っ白な雪にたまらず走り出した。
「おい、ポルナレフ……。やっぱりさみいな」
ザクザクと音をたてながら、承太郎はポルナレフの後ろをついていく。
「なあ、承太郎。雪って美味しいのかな」
立ち止ったポルナレフに承太郎は
「腹を壊すぞ」
とだけ答えた。
ポルナレフはしゃがむと手に真っ白な雪を掬った。
「つめてえし、味もしない」
「本当に食べるのかよ」
承太郎もポルナレフの隣に座りこむとポルナレフの真似をして、雪を手に掬うと口に運んだ。
「ああ、確かに冷たいな」
二人は顔を見合わせると、クスクスと笑った。

翌日、朝ポルナレフがカーテンを開けるとそこには雪の姿はなかった。
いつもの景色が広がっているばかりだった。
ポルナレフは口の中に広がる雪を思い出していた。

同じジャンルの似た条件の即興二次小説


ユーザーアイコン
作者:するめ.@SBK族 ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:今年の雨 制限時間:4時間 読者:375 人 文字数:451字 お気に入り:0人
仗「雨ですね」ふと窓を見れば雨が降っていて。露「天気雨、といったとこか.晴れているな」今降ったばかりなのに.激しく雨が降っていて.空も晴れていた.仗「あぁ、でも 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:逆叉 洸奈 ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:知らぬ間の勝利 制限時間:4時間 読者:567 人 文字数:675字 お気に入り:0人
「言っていい事と言ってはいけない事の線引きって、簡単なようでいて難しいですよね。」「・・・どうしたんだい、急に、」彼女の自宅、リビングにて。いつものようになんと 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:種 一@はじめ_TRPG ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:優秀な人 制限時間:30分 読者:131 人 文字数:928字 お気に入り:0人
スマホから腐向けになった。DIOテレあの男は優秀という言葉が似合う。スタンド能力として人の心が読めるせいか行動の先読みが得意だ。こと、日常の積み重ねであればなん 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:七色ちさと ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:夜とぐりぐり 制限時間:15分 読者:363 人 文字数:832字 お気に入り:0人
ブチャラティはあまりカーテンを閉めない。寝るときもそうだし、そういうことをする時も、雨の日も。窓は閉めていてもそれだけはいつも一緒だった。ぼくはひとりで寝っ転 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:七色ちさと ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:君の奈落 制限時間:30分 読者:427 人 文字数:1968字 お気に入り:0人
空は夏の水色で、雲なんてしらないという顔で広がっている。ぼくはカフェの目立たない席に座って、机の上にあるパラソルの影に涼んでいる。オレンジジュースとピザなん 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:七色ちさと ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:理想的な男 制限時間:30分 読者:431 人 文字数:1729字 お気に入り:0人
綺麗な言葉で彼のことを例えるのは、ありきたりだと思うし、さらに言えばずるいと思う。ぼくの前でパンと野菜の入った紙袋を危うい動作で持ち運ぶ彼を「きっちりとした人 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ぬるム ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:嘘の彼氏 制限時間:15分 読者:353 人 文字数:462字 お気に入り:0人
小指1本で紡ぐ約束の脆いこと。「承太郎」きゃあきゃあと高い声が響く下校時間、後ろからかかった声に戸惑いなく立ち止まり振り替える。「今帰りかい」「ああ」「教室で待 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:七色ちさと ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:部屋とYシャツと信仰 制限時間:30分 読者:463 人 文字数:1858字 お気に入り:0人
「セ○クスの後にこういうの着せるの、変態みたいじゃないですか?」「変態でもなんでもいいさ。それしかなかったんだから」 ぼくがからかうように言うと、ブチャラティは 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:明るい床 制限時間:15分 読者:444 人 文字数:733字 お気に入り:0人
いつまで経っても消えなかった。大切な人の死というものは、これほどまでに忘れられないものなのか。墓へ行って、いつものように話しかけ、「また来る」という言葉を残して 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:綾葉@無双再熱 ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:穏やかな言い訳 制限時間:1時間 読者:306 人 文字数:879字 お気に入り:0人
「なあ、どうして今朝は一緒に登校できなかったんだ?」「そうそう、なんで?」放課後、スージーと一緒にシーザーに詰め寄る。俺らは今三人で一緒に住んでいて、用事があれ 〈続きを読む〉

深海文音@二日目東X11aの即興 二次小説


ユーザーアイコン
作者:深海文音@二日目東X11a ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:コーヒーとダンス 制限時間:1時間 読者:236 人 文字数:1018字 お気に入り:0人
「今夜は一睡もしないぜ!」 ジャン=ピエール・ポルナレフは高らかに宣言した。 湯船から出たほかほかの蒸気をまとったまま、のりの効いたストライプのパジャマに袖を通 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:深海文音@二日目東X11a ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:日本式の雨 制限時間:4時間 読者:396 人 文字数:626字 お気に入り:0人
日本には四季があり、梅雨がある。フランスには四季はあれど梅雨はない。フランスからやってきたポルナレフには雨の季節が憂鬱であった。雨には良い思い出がない。しとしと 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:深海文音@二日目東X11a ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:昨日食べた大雪 制限時間:4時間 読者:375 人 文字数:846字 お気に入り:0人
夜の間に静かに降り積もった雪は、目を覚ましたポルナレフがカーテンを開けると同時に眼前に真っ白な世界となって現れた。「承太郎、承太郎!」ポルナレフは、急いでベット 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:深海文音@二日目東X11a ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:僕と悪魔 制限時間:1時間 読者:516 人 文字数:1441字 お気に入り:0人
僕は品行方正、真面目に生きてきた……はずだった。僕を誑かそうとする悪魔に出会うまでは。「花京院、そろそろ堕ちてくれないかなぁ?」「嫌だ。地獄行きなんて死んでもご 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:深海文音@二日目東X11a ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:失敗の想い 制限時間:1時間 読者:432 人 文字数:969字 お気に入り:0人
俺、間違ってるのかなあ。ずっと女の子が好きだったのに、とある男に恋をしてしまった。ショックだった。男を好きになった事もだけど、まさか、胸の中がそいつの事でぎゅう 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:深海文音@二日目東X11a ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:遅い天使 制限時間:2時間 読者:475 人 文字数:1326字 お気に入り:0人
この世に神様がいるというのなら、俺はきっととうの昔に見放されている。両親は俺が幼いころに事故で亡くなり、残された幼い俺と妹のシェリーは親戚中をたらい回しにされた 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:深海文音@二日目東X11a ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:愛と死の夕方 制限時間:1時間 読者:400 人 文字数:678字 お気に入り:0人
ホテルのベランダで煙草をふかす。煙の向こう側に広がる橙色に染まった街は、もうすぐ夜を迎える。夕日を見ると、世界を覆い尽くすこの色を見ると思い出さずにはいられない 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:深海文音@二日目東X11a ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:急なわずらい 必須要素:セ○クス 制限時間:1時間 読者:489 人 文字数:1310字 お気に入り:0人
最近、花京院がめっきり元気をなくしている。というか、俺に全く話しかけてもこないし、俺が花京院に話しかけようとしても上手い事逃げられれている状態だ。俺、何か花京院 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:深海文音@二日目東X11a ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:憧れのにわか雨 制限時間:30分 読者:430 人 文字数:835字 お気に入り:0人
僕には憧れのシチュエーションがある。突然の雨に、慌てて鞄で頭を押さえて店屋の軒先に逃げこむと、そこには同じように雨に濡れた制服姿の女の子がいる。彼女は不安げに空 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:深海文音@二日目東X11a ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:ラストは戦争 制限時間:30分 読者:546 人 文字数:954字 お気に入り:0人
「頼む、匿ってくれ!」ドアスコープから覗いた彼は、焦っているようでピンポンピンポンピンポン……と何度もチャイムを鳴らす。さすがに鬱陶しくなって玄関の扉を開けると 〈続きを読む〉