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おだやか3組

オレはブロント。穏やかな夫として王国中を騒がす罪な男だ。

先日、妻から買い物を頼まれた。

「あんた、卵と小麦粉買ってきて。」ってね。

だからオレは言ってやったんだ。

「わかりましたぁ。」ってね。穏やかだろう?

オレは急いで掃除洗濯授乳に犬の散歩を終わらせると買い物に出かけた。

店につくと店主に言ってやったんだ。

「卵と小麦粉をお願いしますねぇ。」ってね。穏やかだろう?

すると店主はあろうことか塩を投げてきやがった。

「あんたんところは一度もツケを払ってないじゃないか!」

売るものはないんだとよ。だからオレは言ってやったよ。

「やめなされぇ...穏やかにぃ...穏やかになりなされぇ...」ってね。穏やかだろう?

店主は戸締りしちまったもんだから、オレは仕方なく家に帰ったんだ。

事情を妻に説明するとこんな台詞を投げかけてきやがった。

「あんた卵の1つも買ってこれないわけ!?この甲斐性なし!!」ってね。

だからオレは言ってやったよ。

「でもぉ...穏やかだよぉ?」ってね。穏やかだろう?

そしたら妻はいきない怒り始めた。やれ卵がどうとか、やれ話し方がむかつくだの叫んでたよ。

そんなことするもんだから娘が目を覚ましちまったんだ。

赤ん坊だから大声さ。だからオレはゆりかごに向けてささやいた。

「穏やかな子にさえ、育ってくれればいいよぉ。」ってね。穏やかだろう?

それから妻にもささやいたんだ。

「穏やかな子に、育ってくれればいいよねぇ...いいよねぇ。」ってね。穏やかだろう?

妻の機嫌はそれですっかり直ったよ。さすがはオレの愛した女だ。

卵と小麦粉はなかったから晩御飯は食べられなかったが、

オレの心は今日一日の出来事で満たされていた。

布団にもぐる前、オレはいつもやることがある。

明日も穏やかな夫でいられますようにって、神様にお願いするのさ。穏やかだろう?

さぁて、明日はどんな穏やかな1日になるんだろうな?

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