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さようなら夜*東さん冬島さん ※未完



それは、終わりのない夜だった。

「東さんどうして」

「…悪いな」
名を呼ばれた男は、もう一度解散だと呟いて、何かを諦めたように笑った。



ーーーーーーーーーーーーーー


「諦めんのが早すぎない?」
冬島はカタカタとキーボードを打ちながら言った。冬島の後ろに立っていた東春秋は、それに答えることもせずパソコンの画面をのぞき込んでいる。

「聞いてる?」
「さあ」
ただ息を吐き出したような返答に、冬島は肩を竦めた。

「A級一位が繰り上がりになったって、ボーダー内は大騒ぎなんだけど」

「それは知らなかったです」

「そりゃ解散以降、春秋君はここに籠っているからね」

「冬島さんだってそうでしょう?」

「俺は閉じ込められてるの」
誰にとは言わないけど、と恨ましげな顔で冬島は東の方を向いた。

「狙撃手を育てたいっていったら賛同してくれたでしょう?」

「だからってこんなに狙撃銃の種類を増やすのつらい」

「アイビスだと重いし」

「一応スタンダードなのもつくってたでしょ」

「それをもう少し性能を詰めて作り直して欲しいんですよ」
冬島さんなら信用できますから、と東はこともなげに言った。

「…春秋」
まさかこのために解散したんじゃないよな?と冬島は言った。

「…まさか」

「じゃあさ」
ボーダー辞めるの?
冬島は真面目な顔で東に聞いた。


A級一位が解散した事実より、むしろ話題になっているのは東がボーダーをやめてしまうのではないかという噂だった。
ボーダーの隊員は若い。その中で最年長である東が辞めてしまうのは、後輩にとっても、本部の人間にとっても大きな痛手だ。
現隊員で、一番失うのが怖いのは未来予知を持つ迅で、ではその次となったら名を挙げられるのは東だろう。
ボーダーの古株。稀有なバランス感覚で、他者とのコミュニケーションも問題なくとれる。
若い隊員の指導にもあたり、そして何より狙撃手の必要性を提示し、技術班を巻き込んで(主に巻き込まれたのは冬島だ)狙撃銃を生み出した実績がある。強大な狙撃訓練室を増築させたのも東の功績が大きく反映しているのだろう。
それに加え大学でもトリオンの研究をしているとなれば、東がボーダーを辞めたら色んな所に支障が出ることは目に見えている。


「どうしてそうなるんですか」
自分自身の高評価に気付いているのかどうなのか。東はため息一つでその筆問を一蹴する。
「年齢が年齢だから?」
「それをアンタに言われちゃおしまいですけどね」
「わあ酷い」
「……元々のスタートダッシュが遅かったんですから。成長なんてとっくに止まっています」
今を維持すればいいのだから、ここで辞めてはもったいないでしょう。

「そうだけど」

「」











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