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特製コーヒー※冬東 ※未完




砂糖を多めでと言われたから、ああ本当に限界なんだなと思ってしまった。





「甘ったるいです」
右手の書類を離さないまま、左手に持ったマグカップを傾けた東は眉を寄せる。

「ご注文どおりの味だよ」
クレームはよして、と冬島は言った。

「冬島さんは?」

「まだいれないよ」

「余裕ですね」

「二徹目だから」

「そうですか」

冬島の手にはブラックコーヒーが入ったマグカップが握られていて、東はどこか羨ましげにそれを見た。

いつもなら東も冬島と同じくブラックを好んで飲んでいるが、あまりにも仕事が重なって、その仕事から抜け出せない時に限り、糖分摂取目的に、東は甘党でさえ少しうんざりするくらいコーヒーに砂糖を投入する。

興味本意で東特製のコーヒーを啜ったことのある冬島は、溶けきれないじゃりじゃりの砂糖を口に含み、なにこれ!?と叫んでしまったことがあった。


それ以来、東の特製コーヒーは正直あまり見たくなかった冬島だったが、冬島が味見をしたあとから何故か、疲れている時はわざわざ冬島のもとを訪れ、甘いコーヒーを淹れてくれと東がねだるようになってしまったのだ。

トラウマになっている味を思い出しながら、角砂糖をコーヒーに落とす作業も、とうに慣れてしまい、今では冬島も徹夜が続くときはコーヒーに砂糖をいれて飲むようにまでなった。
無論、東に比べたら砂糖の量はささないなものだが。

「甘い」
東はあま

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