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「いつから、こうなってしまったんだろうなぁ」

ハンジは短く息を吐くと隣にある「ヒトだったモノ」に目を向けた。

調査兵団に入ってから何匹と巨人殺してきたが、その数だけ、失うものも多い。

先程まで自分と同じようにブレードを振るっていた隣の「カレ」はもう動かない。

でも、それに、涙のひとつも流さない自分がいた。

いつから慣れてしまったのだろうか。

いつから泣けなくなってしまったのだろうか。

いつから.....壊れてしまったのだろうか。

もう人の死に何も感じなくなってしまった。

正しくは.....悲しくても、泣けないのかもしれない。

常に笑いの仮面を被っていなくてはならない。

こんなに汚くなってしまった。

こんな狐のような自分を、誰が愛してくれる?

ここにはいない彼の名をふと呼んでしまったハンジは、首を大きく振るとまたブレードを握り直した。

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