ジャンル:咲-Saki- お題:暴かれた会話 必須要素:会話劇 制限時間:4時間 読者:375 人 文字数:4308字 お気に入り:0人

残影を追う

「霞さんの様子を、ですか?」
「はい。巴ちゃんに久しぶりに見てきてほしくって」

 にこにこと、屈託のない笑顔で姫様が言いました。
学生時代から何ら変わらない、無垢な笑顔。
けれどもそれは、六女仙が全員揃っていた、あの頃を私に思い出させて。
自然と表情は曇ります。

「どうして私なんです?」
「巴ちゃんが一番仲が良かったですから」

 「ね?」と同意を求める姫様に、私は何も言えませんでした。
ただ、曖昧に頷くことしかできません。

「良かった!」

 と姫様は破顔して、私に封筒を手渡しました。

「これは?」
「交通費です」
「交通費?」

 姫様に許可を得てから、ちらりと中身に視線を移しました。
何の変哲もない、よくある茶封筒。中には紙幣が1、2……もとい、10、20、30……ぱっと見では、まず分からない枚数。

「こんな、受け取れません」
「いえ。受け取ってください。苦労をかけるのですから」
「それにしたって……」

 「いくらなんでも限度がありますよ」という反論を封殺するように、姫様は無理やり封筒を私の手に収めさせました。

「それに、これは巴ちゃんへの感謝も込めてるんですよ」

 これまで何年も、お小遣いもなしで仕えてきてくれたんですから。
今までのぶんのお駄賃みたいなもの、というわけにはいきませんか。そう言って姫様は照れ臭そうにはにかみました。

「……では、ありがたくいただきますね」

 ずしり、と封筒の重みが手に伝わります。
正直なところ、交通費だけでこんな金額、明らかに過剰だとは思いました。
けれども、やっぱり姫様の顔を見れば、受け取らないわけにはいきませんでした。

「ところで姫様。霞さんは今どこに?」
「それがですね。分からないんです」
「え?」

 聞き違えたのかと思いました。

「卒業してから、麻雀で交流が出来た方たちとのツテを頼って渡り歩いていた、とは聞いているのですが。今どこにいるかは全く聞いていなくて……」

 もう一度、姫様は言いました。にこりと笑って、「よろしくお願いしますね」と、絶対に断れない魔法の言葉を。
先ほどまでずしりと感じていた封筒の重みは、いつの間にか頼りないものになっていました。


   ◇  ◇  ◇  ◇  ◇


【佐賀】

「で、わざわざこがんとこまで来よったと」

「はい。急に申し訳ありません……白水さん」

「良かよ。むしろ久しぶりに古か知り合いに会えて嬉しか」

「そう言ってもらえると幸いです。……それで、霞さんのことなんですが」

「あぁ、確かにおったよ。卒業して姫子と同棲ばしちょった時に、転がり込んできよった」

「同棲生活に? 転がり込んで?」

「ん。……何ね。そがん意外そうな顔しょって」

「あ、いえ。何だか、霞さんのイメージと違うなって。神境にいたころの霞さんはもっと、おしとやかで、落ち着いてて……」

「霞が? はっ、とんだジョークばい」

「ジョーク?」

「あいつほど面の皮の厚か輩、そうそうおらんばい。あぁ、思えばあいつのせいで姫子との二人の大学同棲生活が……」

「あー……申し訳ありません」

「あ、いや、いやいや。そがんつもりで言うたつもりでんなか……こっちこそすまんな、愚痴っぽくなった」

「ところで、肝心の霞さんは……」

「あぁ、1年くらい前かな。出ていきよった」

「行先とかは――」

「長野、とか言うちょったかな。また別の知り合いのところに行くとか」

「そう、ですか……あっ、ありがとうございます。白水さん」

「哩で良かよ。あんまり役ん立てんで悪かね」

「いえ、ありがとうございます」





「あの。ちなみに姫子さんは今は」

「別れた」

「えっ」

「霞ばっかりちやほやしちょる、って……三行半を突きつけられて……」

「あっ……」

「いや、確かに霞と遊びに行ったりもあったばってん、そいはあくまで同居人との付き合いとしてであって、そがんこつ――」


   ◇  ◇  ◇  ◇  ◇


【新幹線 車中】


 窓の外で風景が流れ続けて。
ビル群や広告看板などが群れで流れていく様は、霧島神境ではまず見ることが出来ないものでした。
座席の背もたれをぐぐ、と倒し、ほう、と一息。
長野までは、もう数時間かかる予定でした。今のうちに、身体を少し休めておくことも必要かな、と内心で独り言ちます。

 哩さんから聞いた霞さん像は、私の持っていたイメージとはまるで違うものでした。
彼女から聞いた霞さんは、とにかく自分勝手で、自由奔放で、たくましくって。
月日がたてば人は変わる、と言いますが、それにしたって変わりすぎじゃないでしょうか。

 ――それとも、ただ。私が昔に囚われすぎているだけなのか。

 ぐぐと、座席でもうひと伸び。
消毒された柔らかなシートは、どこか都会の匂いがしたような気がしました。


   ◇  ◇  ◇  ◇  ◇


【長野】

「霞さん、ですか。確かにしばらくここにいましたよ。……あ、うん。ありがと、お姉ちゃん。お茶はこっちに置いておいてね」

「お茶、ありがとうございます。……それで、咲さん。霞さんはここで何を?」

「何を……といっても、特に変わったことをしてたわけでもないんですけどね。ここで寝泊りしながら、お仕事をして」

「仕事、ですか」

「いろいろしてたみたいですよ。コンビニとか、飲食店とか、家庭教師とか」

「そんなに……」

「それでも霞さん、すっごく手際が良かったですから。ちゃんと回すことはできてたみたいです」

「生活費のため、なんでしょうか」

「んん……いえ、それはないと思います。切羽詰ってる様子もなかったですし」

「では」

「貯金してる様子でしたよ。どうしてそんなにお金を貯めてるんですか、って尋ねても、にこにこ笑って「内緒」とだけ」

「……なるほど」

「それで、ごめんなさい。今はもう霞さん、ここにはいなくって」

「そうですか……いえ、ありがとうございます」

「あの……巴さん」

「はい?」

「もしかして、その。霞さんを連れ戻そう、とか……そういう目的だったりします?」

「え? ……いえ、特に、そのようなことは」

「……良かったぁ」

「と、いいますと」

「だって霞さん、ここで生活してるとき、すっごく楽しそうでしたから。いつも霞さん言ってましたもん、「やっぱり外は楽しいわね」って」

「……そう、ですか」

「あ……ご、ごめんなさい! 別に、その、他意があったわけじゃ」

「いえ、そんな。そんなつもりじゃ。……あの、ところで。霞さんがどこに行ったかは……」

「あ、そうですね。霞さんなら――」


   ◇  ◇  ◇  ◇  ◇


【長野上空】


 初体験の連続でした。
神境を出て、一人でこんな遠くまで来るのも初めてでした。
新幹線に乗って、ビルがそびえ立ち並ぶ街を抜けるのも初めてでした。
そして、

「ふう……」

 きぃぃぃん、という高音。
私が乗った飛行機は今、白雲の海を抜け、青空の中を飛んでいました。
――こうやって、飛行機に乗るのも初めてでした。

 同じ大将というツテを辿って、有珠山高校の獅子原爽のもとへ行った。
咲さんからそう聞いて、私もそれを追うように飛行機に乗り込んだのでした。
霞さんも、窓から見えるこの景色を見たのでしょうか。
霧島神境を捨てて、姫様を捨てて、一人外の世界へ出た霞さんへの嫌悪はいつしか薄れていました。
代わりに「霞さんは他にどんな景色を見たのだろう」「どんな人たちと」「どんな生活を送ったのだろう」。
そんな想いが芽生え始めていて。
神境を出発した時の私では到底考えられないような想いの萌芽に、誰より私自身が驚いていました。

「失礼いたします。機内食ですが、お魚と牛肉、どちらにいたしましょうか」
「あ、それじゃお魚の方で」


   ◇  ◇  ◇  ◇  ◇


【北海道】


「おー、遠路はるばるお疲れ様」

「ありがとうございます、獅子原さん。……寒いですね」

「はは、そりゃ冬の北海道だからなー。買ったの? そのアウター」

「はい。流石に普段着じゃ寒すぎて」

「んー。でも、まだ物足りないかもなぁ」

「物足りない…? 十分暖はとれていますが」

「いや、そりゃココではそうだけどさ」

「?」

「ん? もっと北、行くんだろ?」

「え。ここに霞さんがいるのでは?」

「いないって。ほら、チケット預かってるからさ」

「チケット」

「うん。ほら、これ」

「……さい、ひょうせん?」

「砕氷船。今がちょうどいい時期なんだよ」


   ◇  ◇  ◇  ◇  ◇


 ざぱん。ざぱん。船のへりを打ちつける波は、あの人の故郷の屋久島で聞く波とは違った荒々しいものでした。
明け方のまだ暗い夜の中、まっくらな黒い海を行く砕氷船。ときおり、氷の砕ける小気味良い音が耳に届きます。

「大変でしたよ」

 呟きました。
隣の人物は「でしょうね」とだけ。そしていたずらっぽく微笑みました。
冬の寒風が、間をすり抜けました。

「楽しかった?」

 隣の人物が問いかけます。
白雲の海を飛ぶ飛行機。ビル群を走る新幹線。霞さん。霧島神境を出た霞さん。
嫌悪感を抱いていた相手。かつて、敬愛していた相手。

 いろんなものが、脳裏をよぎります。
そして、考えて、考えて、考え込んだ末に、

「はい」

 頷きました。
隣の彼女はただ、嬉しそうににこりと笑いました。

 ぱきり、ぱきりと砕氷船が氷を砕いて。
ゆっくりと、陽が昇り始めて。
私はようやく、隣に佇む彼女の顔を正面から見ることが出来ました。
あの頃より大人びていて、けれども子供っぽくも見える、不思議で無邪気な笑顔でした。










『巴ちゃんにね。外の世界を知ってもらいたいと思うの』

『外の世界、ですか?』

『あの子はいずれ、六女仙の筆頭としてはたらかなきゃいけない身。あの子、ちょっと視野が狭いところがあるから』

『それで……』

『お金を貯めたの。これで、巴ちゃんに少しでも楽しい旅をしてもらえたらなって』

『巴ちゃん、はじめての一人旅ですか。……楽しそうです!』

『ふふ、そうね。私もそう思うわ』



『――巴ちゃんにとっても。楽しい、すてきな旅になってくれれば良いわね』

『まったくです!』

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