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心に埋める/歌さに/闇堕ち刀の破壊

※歌さに、闇落ちした刀の破壊。



 目前に立つは、何度見ても愛しきこの本丸の一口。されど彼が翳すのは忠義でなく、煌めく黒い刃。

「主は後ろに」

 審神者の傍に、彼が在ったのが幸いした。近侍は彼女の前に立つ。

「でも!」

 これから何が始まるのか、審神者は知っている。当然のことだ。我らの目的はただ1つ。歴史遡行軍、及び歴史改変主義者の殲滅。

「これは、僕たちの仕事だ」

 刀を鞘から抜いて、歌仙兼定は言う。審神者は何も言えず、唇を噛み締めて下がった。
 間を置かずして、金属がぶつかり合う音が響く。白刃戦。歴史遡行軍に堕ちた男士と、彼が属していた本丸の近侍の斬り合い。
 人の子はそれをただ、じっと見ていた。



 しばらくして、全ては終わった。穏やかないつもの庭に漂う、一抹の鉄臭さ。
 審神者は、倉から持ち出したスコップで地面を突き始めた。ただ無心に庭の隅へ穴を掘る。常は筆ほどしか握らぬ手のひらは、すぐにささくれ豆ができた。

「手伝おうか」
「これは、私の仕事なので」

 歌仙兼定の助言に、審神者は間髪入れずに応えた。

「……ならば、見ていよう」
「お好きにどうぞ」

 審神者は静かに涙を零しながら穴を掘る。歌仙兼定は、それをただ、じっと見ていた。あの子の姿が、見えなくなるまで。

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