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道端で死んだ鳥がいた

事務所へ向かう途中に白菊ほたるは、道端で鳥の死体を見つけた。嫌なものを見てしまったと自分の不幸を呪ったが、同時に可哀想だという思いも湧き上がった。
しかしほたるは急いでいたので、そのまま放っておいて事務所へ向かった。その日のほたるは事務所でトレーニングをこなしていながらも、どこか気もそぞろだった。
どうしてもあの鳥のことが気になる。それは鳥が可哀想だという思いだけではなく“嫌なもの”と感じてしまったことから罪の意識を感じてしまっていたからだ。
トレーニングを終えて事務所を後にしたほたるは、あの鳥がいた場所へ向かった。せめて土に埋めてあげようと思い、また罪滅ぼしの気持ちもあった。
しかし、すでに鳥はいなかった。
「こんなところで、どうしましたか」
ほたるに話しかけたのは茄子だった。ほたるは事情を説明すると、その鳥は自分が埋葬したと茄子が言った。
ほたるはホッとしながらも何もできなかった自分を心でなじった。
そんなほたるを茄子は優しく抱きしめて慰める。
「ほたるちゃんは、優しい子ですね。普通の人なら道端で死んだ鳥のことなんて気にもかけません、自分が悪いと思うほたるちゃんはそれだけ優しい子ということですよ」
ほたるはそれを聞いて少し涙をこぼす。
二人はその後、鳥を埋葬した河川敷へ向かった。

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