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俺の天使 (一十四)

 撮影会場の扉を開くと天使がいた。
「じゅ、十四松……お前、それ……」
「あっ、一松にーさん! どっすか? これ、似合う?」
正確に言えば、天使の格好をした弟の十四松なのだが、これはもう天使と言っても過言ではないだろう。少なくとも、俺にとっては。
「真っ白な服だから、汚さないようにって、さっき言われた!」
純白の天使の服装は、十四松の純粋無垢の笑顔によく似合っていた。この光景をみることができた俺は幸せ者だと思う。
「に、似合うんじゃないの」
似合うとか、似合わないとか、そういうレベルではない。俺の性癖ピンポイントだ。可愛い、本当にまじ天使。ありがとうございます、撮影スタッフの皆さん。
「一松兄さんは? もう着替えちゃったの?」
「ああ、俺はさっき終わったから」
「えー! 見たかったぁ!」
「ヒヒッ、ざーんねん」
ぷぅ、と頬を膨らませて拗ねる姿が最高に可愛い。
「ねぇ、十四松」
「んぁ?」
「帰ったらさ、セックスするから」
「!? え、えと」
「覚悟しといて」
「にーさん、目がマジでんがな」
「マジだからね」


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