ジャンル:ワールドトリガー お題:ありきたりな顔 制限時間:30分 読者:490 人 文字数:671字 お気に入り:0人
[削除]

流れる未来の少し前※太刀迅





ーー嘘をつくなとお前は言うが、嘘をつきたい気分なんだ。

「悪いな、迅」
得意のサイドエフェクトで何を見たのか。迅の顔はひどく歪んで見えて、何だか無性に触れたくなったが、そんな暇はない。

「太刀川さん」
背を向けると名前を呼ばれる。そのまま聞くが迅は名前を何度も繰り返すだけだ。

「……迅」
覚悟が必要というのなら、それは迅の方だ。
俺はこの先を知らない。迅は知っている。
おそらく迅が知らなければ、迅が自分を見送る状況にはならなかっただろう、と思う。

推測でしかないけれど、迅の視ている世界の俺の状況は厄介そうだ。
迅にとっての悪い未来が確定しているようでつまりそれはこの先ーー。

「……覆してやるから」

「……」

「だから大丈夫だ、迅」

「……くせに」

痛いくせに。


「立っているのだって辛いだろ……!痛くないなんて嘘ついてもその格好で……血まみれで!行かないで、行かないでよ太刀川さん!」

「……珍しいな、迅」
こんな風に迅が声を荒げるなんて、いつ以来だろうか。

「あんた……ちゃんと、聞け!」

「聞いてるだろ?」

「違う!太刀川さん、このままじゃ……」

「馬鹿だなぁ、迅」
今この状況で動けるのは俺しかいないんだろ?

「っ……!」

「だったら素直に任せろ。お前の守りたいもの守ってやるから」
迅が抱え込んでいるのは三門の未来だ。平穏な未来。三門に住むひとりひとりの命を、どうしつか迅は背負っている。

「俺に賭けろ、迅」
いつも通り、笑って見せた。
負ける気はしなかったから。






同じジャンルの似た条件の即興二次小説


ユーザーアイコン
作者:のどう ジャンル:ワールドトリガー お題:緑の社会 制限時間:30分 読者:262 人 文字数:809字 お気に入り:0人
ここで誰かが産まれるのを、安らかに死ぬのを極力手伝っているだろう、少なくとも、侵略者の襲撃からは。「息をしやすいまちを造っているに過ぎないんだ」歩きながら、迅が 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:赤松@WT妄想垢 ジャンル:ワールドトリガー お題:計算ずくめの液体 制限時間:30分 読者:417 人 文字数:752字 お気に入り:0人
「飲んでください」 疲れがとれますから、と出された飲み物の真意を知った上で、飲み干す自分も相手と同じくらいたちが悪いと冬島は思った。※「ごめんね、ハルちゃん」く 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
くじの結果※ ※未完
作者:赤松@WT妄想垢 ジャンル:ワールドトリガー お題:最強の犯人 制限時間:30分 読者:395 人 文字数:387字 お気に入り:0人
「うっわぁよりにもよって残った二人が……」「ようやく面白くなってきた」 冬島と太刀川はそれぞれ目の前に与えられた課題に対し呟いた。前者はため息をつきながら、後者 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:赤松@WT妄想垢 ジャンル:ワールドトリガー お題:コーヒーと母性 制限時間:30分 読者:359 人 文字数:612字 お気に入り:0人
砂糖を多めでと言われたから、ああ本当に限界なんだなと思ってしまった。「甘ったるいです」右手の書類を離さないまま、左手に持ったマグカップを傾けた東は眉を寄せる。「 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:蚊取り線香 ジャンル:ワールドトリガー お題:知らぬ間の風邪 制限時間:30分 読者:583 人 文字数:1026字 お気に入り:0人
「……何故、こんなことをした?」東は静かに尋ねた。向かいに座るのは一人の少年。「すいませんって、反省しましたって、俺も三輪も」「何故、と俺は聞いているんだ」東は 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
新評価 ※未完
作者:-10 ジャンル:ワールドトリガー お題:春の秀才 制限時間:30分 読者:313 人 文字数:454字 お気に入り:0人
※犬飼夢(というより犬+モブ)注意※「犬飼ってさ、自分のこと天才だと思ったことある?」桜の花びらがたまに通りかかる窓際の席でミルクティーを混ぜながら問いかけた質 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:しんどい ジャンル:ワールドトリガー お題:許せない船 制限時間:30分 読者:701 人 文字数:1680字 お気に入り:0人
ぼくは遠征艇が許せない。 当真先輩がぶつぶつぼやくように狭いのもあるし、冬島さんみたいに三半規管がぐらぐらするのもあるけれど、それ以外にも理由はある。 小さな 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:メルティGO~減量の旅 ジャンル:ワールドトリガー お題:愛と憎しみの団欒 制限時間:30分 読者:405 人 文字数:786字 お気に入り:0人
何でもない、ただの飲み会だ。私はそう自分に言い聞かせながらジョッキに残ったビールを飲み干した。斜め向かいでは、かなり気分が良くなっている忍田本部長と城戸司令が談 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:灯千鶴@鏡花さんお待ちしてる ジャンル:ワールドトリガー お題:神の罰 制限時間:30分 読者:397 人 文字数:1034字 お気に入り:0人
遠征に行っていたという艇が戻ってくる。じきに星の命も尽きようというときに、と思うが、だからこそ、であろうか。国内にそれらしい候補が居ないから植民地と玄界を回って 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:みこと ジャンル:ワールドトリガー お題:戦争と修道女 制限時間:30分 読者:539 人 文字数:795字 お気に入り:0人
一緒に逃げよう。迅は気まぐれにそう誘いかけた。相手は、三輪秀次は答えた。「それはできない」と。いつ?なぜ?なにから?どこへ?どうやって?それらの疑問詞を三輪は使 〈続きを読む〉

匿名さんの即興 二次小説


ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:A3! お題:夜と深夜 必須要素:400字以内 制限時間:2時間 読者:7 人 文字数:400字 お気に入り:0人
鶯色の瞳が不思議そうに私を見つめている。今日は厄日か?そう思わずにはいられない。 今日の酒は不味かった。仲良くもない同僚と楽しくもない陰口。それらと共に飲む好 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:遊戯王ARC-V お題:フハハハハ!それは国 制限時間:30分 読者:12 人 文字数:770字 お気に入り:0人
※ユーゴ視点。統合後の話。一人の人間の中。それは一つの国のようでもあった。「すごいよこれ、ちょっとこれ見てよユーゴ」そう言いユーリは俺の前に一つの植木鉢を差し出 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:遊戯王ARC-V お題:春の誰か 制限時間:1時間 読者:14 人 文字数:1036字 お気に入り:0人
遊矢は皺一つない制服に腕を通す。まだピンと張りの強いそれは今日から中学生としての生活が始まる象徴だ。鏡で自分の姿を確認する。これからまだまだ背が高くなるのだから 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:Fate/Grand Order お題:僕の好きな消しゴム 制限時間:30分 読者:38 人 文字数:1515字 お気に入り:0人
王子!と呼び止める者のあるのを、分かっていて、聞こえていてヘクトールは走った。急いでいたからだった。手には熟れた実を一つ握りしめている。呼ぼうとして名前をうま 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:千銃士 お題:汚い土地 必須要素:右肩 制限時間:1時間 読者:11 人 文字数:438字 お気に入り:0人
世界帝による圧政が続く中 自由、尊厳を求め立ち上がったレジスタンスしかし武力の差は大きく レジスタンスを掃討すべく放たれた新型兵器により土地は穢れ レジスタンス 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:少女☆歌劇レヴュースタァライト お題:どす黒い犬 必須要素:武田鉄矢 制限時間:1時間 読者:15 人 文字数:1886字 お気に入り:0人
リビングのテレビをつけると随分と懐かしいドラマを放送していた。今後の参考にでもと思い、そのままソファに居座ると、どこからともなく甘い香りを漂わせたルームメイトが 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:テニスの王子様 お題:3月のサッカー 制限時間:15分 読者:11 人 文字数:636字 お気に入り:0人
「おかしいくないっすか」 四月を目前にして、まだ冬の名残のある風に自分で暖を取ろうと肩を竦めて自分を抱きしめる。どちらかというと暑さよりは寒いほうに強いが、それ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:咲-Saki- お題:めっちゃ木 必須要素:甘栗 制限時間:30分 読者:34 人 文字数:801字 お気に入り:0人
「甘栗食べたくない?」「食べたいけど何?山から栗拾ってきたの?」秋のしずは毎日のように山へ行く。栗拾いにキノコ狩り、紅葉狩りetc..秋の山には食材がたっぷりあ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:咲-Saki- お題:めっちゃ木 必須要素:甘栗 制限時間:30分 読者:38 人 文字数:934字 お気に入り:0人
「ねえねえすこやん。すこやんの高校時代の文学祭の映像見たんだけどさ」「…は?」正直こーこちゃんが言ってることが理解できなかった。どうして彼女が私の高校時代の映像 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:咲-Saki- お題:大人の魚 必須要素: 制限時間:30分 読者:35 人 文字数:1140字 お気に入り:0人
「小鍛冶プロは出世魚ってご存知ですか?」隣で一緒に水槽を眺めている赤土さんがそう呟いた。今日は対局や解説もない普通の休日でこーこちゃんもお仕事だしお家でノンビリ 〈続きを読む〉