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お茶会(はじまりつつ

(オリキャラいるよー)

【お茶会の時間です】

「はい。お土産」

「ありがとう。これからどうするの?」

ボーダー本部にて唐沢リコは唐沢克己からお土産を受け取った。紙袋の中身はチョコレートだ。
チョコレート嫌いの友人が押しつけてくるのだそうだが、リコはチョコレートが大好きである。
予定は、一応聞いておく。

「仮眠を取るよ。君は」

「カシオとチェスの勝負しに行く。お土産は持って行くよ」

「王子君、苦手じゃなかったかい」

「リコリスって呼んだからね」

王子こと王子一彰は王子隊の隊長だ。ポジションはアタッカーである。先輩を除いて後輩や同級生に
妙なあだ名を付けたのだがリコがつけられた徒名はリコリスだ。
ソレには固まった。
リコリスというのは唐沢リコの本名なのだ。とはいえ、滅多に呼ばれないし、かつても呼んだものは少ないし、
今では唐沢ぐらいしか呼ばない。
嫌そうな顔と周囲の助力で徒名をリコリーには出来た。

「俺はもう寝るから、何かあったら連絡を」

「おじさん。おやすみなさい」

「おやすみ」

欠伸をかみ殺した唐沢と別れる。
ボーダーを潰すならば名目上のおじである唐沢を消した方が速いとは想っている。各交渉やら資金集めをしているのは
彼だからだ。
王子隊の隊室前に行くとノックする。どうぞ、と女性の声がした。

「失礼します。カシオーチェスしに来たよ」

「リコちゃん。カシオ君なら南沢君とランク戦に行ったわよ」

「約束をしたのはあっちだったのに」

「無理矢理じゃないかしら。強引だったし」

王子隊のオペレーターである橘高羽矢が出迎えた。
南沢は南沢海、生駒隊のアタッカーだ。樫尾由多嘉と南沢とリコは年齢も近いのかよくランク戦で戦っている。
想像してみれば海が誘っていくのが浮かぶ。
部屋には羽矢とリコだけだ。

「良かったら食べます? おじさんがくれたんだけど、お土産のチョコレート」

「ありがとう。でも、二人だけで食べるのも……」

羽矢が言いかけるとドアのノックが聞こえた。羽矢? と声がした。リコさん、とも呼ばれる。

「加古さんと双葉だ」

「双葉がリコを探していたのよ」

「伝言が。チェスの勝負はすみませんが誘われてしまったので後に、後に、って……」

「わかったよ」

加古望と黒江双葉、加古隊の二人が来た。加古は羽矢を探しに来ていて、双葉はリコを探しに来たようだ。
そのままの内容を伝えられて、リコは納得する。どうも、無理矢理誘われたらしい。

「それ、お土産?」

「おじさんから、加古さんと双葉も食べる?」

「これから炒飯を作ろうとしていたんだけれどもチョコレートも悪くないわ」

「……材料? そのまま食べるの? どっち?」

過去の趣味は炒飯作りであり、美味しい炒飯が多いのだがたまに、本当にたまに妙な炒飯を作る。
双葉と一緒に食べるのだが、あの味はかつて旅をしていた頃を思い出す何かだ。
リコと双葉が”もし材料に使われたとしたら、食べられるけど”と言った顔をする中、羽矢が提案した。

「そうだ。それならみんなで……」



会場は加古隊の作戦室である。A級である加古隊の部屋は広い。
羽矢がお茶会を提案したのだが、メンバーは四人だけではなかった。

「チョコレート、他にもクッキーとか」

「玲、これ」

「ありがとう。熊ちゃん」

「美味しい美味しい」

加古隊の作戦室に移動をしたときに那須隊の茜や熊谷友子と会い、那須隊のメンバー四人が加わり、

「紅茶、入れましたわよ」

「ジュースもあるから好きにね」

「ポテチもある」

「おっ、美味しそう」

「賑やかなのはいいよね」

リコの隊である粟原隊のメンバーや影浦隊のヒカリも加わっている。女子会というのになってきていた。

「リコちゃーん、お母さんの実家からロイズのチョコレートを送ってきたの。好きでしょ」

「太刀川隊の作戦室に行ったらそのこと聞いたから!」

「ゆうさんと桐絵」

メンバーがどんどん増えていく。加古隊の作戦室が広くて良かった。こうしてみるとボーダーは結構女の子が多い。
オペレーターもそうだが、隊員もいる。
ロイズのチョコレートは美味しいので好きだ。北海道は一度行ってみたい土地だ。

「炒飯はカットできた」

「お茶会でごまかしだね」

隣の双葉が小声で言う。これにはリコも同意した。
食べられるとは言え、美味しいものは、食べたいのだ。


【Fin】

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