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ある日の博麗神社〜射命丸は見た〜

「はあ…なんであいつら好き放題やって片付けやら何やらは全部私一人にやらせるのかしら」
私、博麗霊夢は辟易していた
月に一回、何故か博麗神社で人妖問わずの大宴会が行われる
それはいいのだが、後片付けが全て私に回ってくるのだ
「…誰よ布団で組んず解れつしたアホは。
シミだら…この緑の髪は」
後片付けといっても、皿や酒、残った料理の片付けだけならばいいのだが、必ずといっていいほど酔いつぶれた者を介護する部屋で何かする輩が現れるのだ
「全く…盛るんならうちの神社以外にしなさいよほんと」
そんな事があった後の布団を洗って片付けるのはすこぶる微妙な気分になるので出来ればやめて欲しいのだが
「あいつら言っても聞かないし…
うわ、こっちはなんか飛び散ってる。
ここで殺しあうのやめろって何回言えば分かるのかしら」
それだけであればまだいい、のだが。
問題は、ここが幻想郷であるという事だ
虫の妖怪もいれば、不老不死もいる。
当然、喧嘩もしたりするわけで、その跡地がたまに残っているのだ
「誰が好き好んで粉々になった虫やら内臓やら骨やら肉やら片付けたいってのよ…」
毎度そんな有様なだけに、宴会の次の日はさながら戦争の跡地に一人立っているような気分にさせられる
そして、一番困る事が
「うげ、誰よ神妙丸放置して帰ったの」
たまに仲間から忘れられて取り残された者が寝ていたりするのだ
「あんたは」
私はそれを見つけるとこうして掴み上げて
「元の住処に!」
そいつが住んでいる場所の方角に
「帰りなさい!!」
大の宴会好きだった何代目かの博麗の巫女が残してくれた棍棒(ホームランバットというらしい)でかっ飛ばすのだ。
「ふぅ…よく飛んだわね」
月に一度の宴会の後はこうして大変な事になるが、私は彼女達の事が嫌いにはなれない
とりわけ、文に対しては特別な感
「ねえ、文?さっきから勝手に私の心情を代弁してるーみたいな感じで実況するのやめてくれる?」

「あ、あややや?バレてましたか」

「バレるも何も、ずっと至近距離で呟きながら私の言葉とかメモってる時点で分かるわよ!」

「まあ、何はともあれいい記事が書けそうです!それではこれにて!」

「あっ、こら逃げるな!」

「あややっ!?ホームランバットなんて投げて危ないじゃないですか!」

「ふんっ。何もホームランバットは打つだけじゃなくて、投げても効果あんのよ」

「………ごめんなさいぃぃぃぃ!」

「全く…」

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