ジャンル:東方Project お題:知らぬ間のお茶 制限時間:15分 読者:120 人 文字数:911字 お気に入り:0人

不器用な魔法使いと

「んー、少しお手洗いに行ってくるわねー」
「おう!じゃ待ってるわ」

今日は白玉楼に魔理沙が来ている。さっきまで、お茶と和菓子で一服しているところだった。
そこで私はトイレに行きたくなり、こうして席を離してきたという次第だ。
そういえばさっきお茶が残り少なくなってきたなぁ、あとでまた淹れ直しに行かなくちゃなぁ、うーん、最近は紫さまや藍さんが来ることも多く、割と疲れていてであまり動きたくはないんだけど。実際一歩踏み出す度に足に確かな痛みを感じる。一応半分幽霊だし結構鍛えてはいるつもりだが、まぁ何であれ限界はあるだろうし、無理はしない方がいいのかもしれない。あくまで半分は人間なのだ。寿命は長いといえ、短くならないわけではないのだ。
まぁ魔理沙との談笑でだいぶ癒されているし、結構疲労は回復されていると思う。
幽々子様もそうだが、自分が頑張って作ったもの(今回はお茶と和菓子)を喜んでくれる人の存在はとても大事なものだと思う。
魔理沙もとてもおいしそうに満面の笑みで頬張ってくれるものだから作り甲斐もある。
なんでも魔理沙はあまり器用でなく、そういうものを作るのは苦手なんだと、輝く目で話してくれた。今度作り方でも教えようか。そうだ、
疲れていない時がいい。彼女は、余裕のある時にのんびり話したい存在なのだ。
そんなことを考えながらトイレから戻ると、魔理沙が少し居心地悪そうにしていた。
「どうしたの、幽々子様とかと何かあった?」
「い、いやいやいや?!?!そそそんなことないしなんでもないぜ?!うん、気にしないでくれ、うん!!!」
…どう見ても怪しい。
怪訝になった私の表情から訝しまれているのを察したのか魔理沙は視線を逸らし何も言わなくなった。
そこにあったちゃぶ台にふと目を落とすと、中身を飲み干したはずの私の湯飲みに、怪しい色だったが茶らしきものが注がれていた。
さっきの態度、そしてこれ。はっとして魔理沙に視線を向けると、彼女は目を逸らしたままだった。
何も語らないので台所も見に行くと、軽く惨状だった。やはり魔理沙か、いやはやここまで不器用とは。
私は魔理沙のいる部屋に戻る。魔理沙がたまらなく愛しかった。

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