ジャンル:ダンガンロンパ3 お題:求めていたのは罰 必須要素:川端康成 制限時間:15分 読者:50 人 文字数:493字 お気に入り:0人

ギブソン

グラスを傾ける。
グラスの中の氷がカラリと音を立てた。

「今日は酔いたい気分なんだ」

男の口から零れた言葉にバーテンダーは同じ酒を空になったグラスへと注いだ。

いつもは笑みを湛えるその口元はただ酒を口にするだけの動きを繰り返し、ペースはいつもより早い。
今日、という日に何か意味があるのだろうか。
常連の男に視線を向けると男は視線を合わせてきた。

「-欲しいんだ」

口にしたのは欲。ぐい、と一気に残った酒を呷り喉を熱くさせると男はグラスを置き両手を重ねて祈るように目を閉じる。

「罰が…欲しいんだ、俺は…どんな罰だってかまわない」
目を閉じたその僅か上、眉間に皺を刻み苦悶するような表情で男は告げる。

「スカウトしてきた子達の未来を…、それに対する俺への罰を…」

バーテンダーには男の言っている意味は分からなかった。
それでも、男が望んでいることは分かった。

「まだ大丈夫、酔いつぶれる前にきちんと帰るよ」

だから、最後の一杯を、と僅かに頬に赤みの差した男が注文を告げた。


「ギブソンを…俺の決心が揺らがないように」

バーテンダーはドライジンをグラスへ注いだ。

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