ジャンル:みの夏 お題:穢された水 制限時間:15分 読者:138 人 文字数:1387字 お気に入り:0人

星は自らの輝きを知らない

※アニマス2話時空
アイドルが好きだ。キラキラと光る姿は本当に目が話せないほど綺麗で見惚れてしまう。
スカウトがきたときは驚いたけどピエールと恭二と3人なら俺もきっと輝ける。そんな気がした。

少し早く事務所に行くと、そこには俺たちと同時にアイドルになったHigh×Jorkerの榊夏来くんが居た。
賢が言うにはちょっと早く来てしまったみたいだ。俺もこっちに着てからお昼を食べようと思って集合より早く来てしまった。

「おはようございます。榊くん」
「おはよう…ございます。渡辺さん」
「ふふ、せっかく一緒の事務所になれたし夏来くんって呼んでもいい?
俺のことも好きなように呼んでね」
「…うん。じゃあ、みのりさん」

クスリと夏来くんが笑う。
目を伏せて少し口角が上がるだけで、彼は別人のような雰囲気になる。
今まで見たことのなかった顔に、俺はつい心が高鳴った。
コンビニで買ったおにぎりを袋から出してローテーブルに並べていると、夏来くんがまじまじとおにぎりを見ていた。

「夏来くんってもしかしておにぎりはあんまり食べないのかな?」
「ううん…その」

ぐう

「…お昼ご飯、買い忘れて」
「あはは。いいよ、俺のおにぎり一個たべな」
「…いただきます」

少し照れた顔の夏来くんは、おにぎりを手渡すと手際よくフィルムを剥いでおにぎりにのりを巻いていく。
いつも涼やかな顔をしているけれど、夏来くんの整った顔はとてもアイドルらしくて俺がアイドルじゃなかったら推してたかも。
なんてね。この事務所のアイドルはピエールや恭二、Jupiterに限らずみんなかわいくてかっこよくてキラキラしてて全員を応援したくなる。

夏来くん達はこの事務所の中で唯一の高校生ユニットで、少し前にプロデューサーに頼んで曲を聞かせてもらったときは一緒の事務所になれることが嬉しくなった。

喉仏を上下させた後、夏来くんは俺に問いかけた。

「みのりさんは、アイドル…好き?」
「大好きだよ」
「…俺アイドルって詳しくなくて」
「輝も同じ事言ってたな」
「どうしたら、みのりさんみたいに出来る…かな」
「俺?」

自分の名前が出てきて驚いた。アイドルらしいといったらJupiterがいるし、類や秋山くんだって俺はアイドルに向いてるって思う。
でも夏来くんが冗談で言っていない事は、顔を見ると分かった。

「夏来くんだってアイドルだよ」
「……?」
「High×Jorkerはまだみんな若くて上手に輝けていないかもしれないけど、アイドルはみんなデビューしたらいつの間にかキラキラ輝き始めるんだ」
「…本当?」
「ああ、俺も君もプロデューサーが見つけたアイドルだからね。きっと輝ける」
「ありがとう…みのりさん」

もう一度夏来くんは笑った。

「おはようございます」
「おはようございます、冬美くん」
「ジュン…」
「渡辺さんおはようございます。ナツキ、さっき買い忘れたってメッセージ送ってこなかったか?」
「うん、でも…みのりさんにおにぎりもらって」
「まったく…。すみません、ナツキの相手してもらった上にお昼まで」
「大丈夫だよ。おにぎり誰かに上げようと思って大目に買っておいたから」
「ありがとうございます。ナツキ、先に会議室へ行こう」
「うん…。みのりさん」
「何かな?」
「話せてよかった」

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