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【H×H】残酷なおとこ【ゴンキル】


 暗い人生に光が射した。

 というありきたりな表現が胸に刺さるようになったのは、いつからだったか。
 使い回される言葉はそれだけ共感を得るのだろうと、昼下がりにやっていたドキュメンタリー番組を見ながらキルアは某と考えた。
 隠すつもりもないが公にしづらい過去は、今際の際までキルアを大手を振って日向を歩かせないだろう。それでも、出会った彼には随分と救われた。
 キルア自身が言われてから気づくような、今まで言ってほしかった言葉を何度も何度もくれる彼が救うのは、キルアに限ったことではない。
「なに?」
 帰ってきた彼を何も言わずに眺めていると、訝しげに首を傾げられた。
 そのまま寄ってきた彼は、優しくキルアの顔にキスの雨を降らせる。近くなった距離で鼻先についたのは、女物の香水の香りだ。
「別に何でもねーよ。おかえり、ゴン」
 今日は誰を救ってきたのだろう。
 ふと考える。
 彼と出会って思い知ったのは、目がくらむほどの眩しい光と、光の強さに比例して影も濃くなるということだ。

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