小箱の中には ※未完
村正が箱に話しかけている。
前々から奇妙な行動が少なくはなかった村正であったが、まさか物言わぬ木箱に話しかけるようになってしまったと気づいた時、流石に蜻蛉切も軽く目眩がした。
もしかしたら箱の中に何かいるのかもしれない、否、いなかった時の事など考えたくはない。ならばその様な狭いところに居させるより主に頼んでもっと大きな箱か籠を用意してもらった方が良いではないだろうか?
思い立った蜻蛉切は翌る日村正に提案してみた。
「部屋で何を飼おうが文句は言わんが、しかしあの様な小さな小箱に仕舞い込んでいるのは可哀想ではないか?」
「おや、バレてしまってましたか」
「毎夜夜な夜な独り言の様に話しかけていれば嫌でも気づく。で、あの箱の中で何を飼っているんだ?」
しばらく考え込んだ村正の姿を蜻蛉切は訝しんだ。まさか答えられない様なモノをあの中に隠しているのか。
「口で説明するのは難しいのデスが…あ、でも名前は付けてあるんデス」
「また
同じジャンルの似た条件の即興二次小説
作者:一夜月
ジャンル:刀剣乱舞
お題:走る壁
制限時間:15分
読者:32 人
文字数:528字
お気に入り:0人
僕は前へ前へと進む。行き先はたったひとつ。昔から僕の相棒であり、仲間であり、大事な彼の元へと。此処まで焦ったのはいつぶりだろうか。過ぎ去る他の刀剣達には、吃驚し
〈続きを読む〉
作者:かこ
ジャンル:刀剣乱舞
お題:軽い天才
制限時間:15分
読者:42 人
文字数:635字
お気に入り:0人
──今更になって、政府の人間がそこを訪れたのは単純に忘れていたからであった。古ぼけ、今にも崩れ落ちそうな元本丸。審神者と刀剣男士というシステムができた当初、よく
〈続きを読む〉
作者:深海
ジャンル:刀剣乱舞
お題:悔しいゲーム
制限時間:15分
読者:64 人
文字数:435字
お気に入り:0人
「今日の私ほど情けない人間はいないに違いない…」やたらと大袈裟に膝を落とし項垂れる審神者であったが、それに負けじと反論する者がいた。「ちょっと待ってよあるじさん
〈続きを読む〉
作者:やすひと。
ジャンル:刀剣乱舞
お題:去年の夜
制限時間:15分
読者:95 人
文字数:413字
お気に入り:0人
「こたつサイコー…」今日の実務を終えた夕方、早々に広間のこたつにダイブした審神者はとろける餅のようにへばりついていた。先客には太鼓鐘貞宗と物吉貞宗。「お疲れさん
〈続きを読む〉
作者:やすひと。
ジャンル:刀剣乱舞
お題:過去の味
制限時間:15分
読者:100 人
文字数:391字
お気に入り:0人
刀剣破壊ネタ 「思ったより呆気ないもんだな…」土手っ腹に空いた穴にふれ、かすれてしまう声はそう言っていた。「…そうかな」僕の声も負けず劣らず掠れてる。骨を断つ一
〈続きを読む〉
作者:匿名さん
ジャンル:進撃の巨人
お題:君の宿命
制限時間:4時間
読者:8 人
文字数:2773字
お気に入り:0人
エレンが楽園を出てマーレ国に向かう少し前の設定です。クルーガーに一方的に話しかけるという内容です。オリキャラが一人いる上に、妄想と捏造を多々含みます。「楽園に居
〈続きを読む〉