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 オレたちにはバスケ部で世話をしている犬がいる。見た目から『テツヤ2号』と名付けられたその犬は、みんなに可愛がられながら今では立派なマスコット犬だ。
「おーい2号。餌の時間だ、ぞ……。」
 餌の入った皿を持っている伊月の声が、変に途切れた。
「どうした、伊月。」
「……ねえ、日向。」
「ん?」
「2号が彼女連れてきた。」
「は?彼女?何言って……はあ!?!?」
 トコトコと茂みの中から歩いてくる2号の後ろには、もこもことした白い犬が、赤いリボンを震わせながら付いてくる。
「……いやいや、いやいやいやいや。」
「ちょっと野良とは思えない犬なんだけど。」
「おい2号、お前どっからその犬連れてきた!?」
 何時もなら元気に返事をする2号は、まるでしらばっくれるかのように首をかしげる。そのとなりにおとなしくお座りをする2号の彼女(仮)。試しに近づいてみたが逃げようともしない。明らかに人に慣れている様子に、日向と伊月は頭を抱えた。
「迷子の犬か?」
「それならいいけど、ほんとに2号が連れてきた可能性もあるかも。」
「でも首輪ついてるし、そう簡単に逃げれるか?」
「いや、ただのリボンだよこれ。飾り。たぶん室内犬じゃないかな。小型だし。」
 そうっと手を伸ばすと、2号の彼女(仮)はおとなしく頭を撫でられる。ふるふると尻尾を振り、心なしか嬉しそうだ。
「……どうする?」
「……どうするもなにも、飼い主探すしかないだろ。」
「だよな。」
 親の心子知らず、もとい飼い主の心犬知らず。座っているのに飽きたであろう2匹は、キャンキャンと鳴きながら楽しそうにはしりた

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