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血よりも黒い朱の酒宴 ※未完

ひどいにおいだ。
レミリア・スカーレットはそうひとりごちる。

自分も吸血鬼などと呼ばれてはいるが、やはりやつらとは別種の存在なのだろう、こんな汚い環境は我々の趣味とは決定的に合わない。
そう…この目の前の鬼、伊吹萃香のように、血と酒と泥の臭いにまみれ、いや実際にそれらにまみれながら戦って、笑顔を浮かべるような類の趣味は決して持ち合わせていないのだ。

「不機嫌そうだな、景気付けにもう一杯いっておくか?」

酒か、拳か。どちらの意味にも油断はできない。事実奴は私に幾度となく拳を浴びせ、ついでとばかりにに酒も浴びせてきている。
もはや争いを始めた理由すらも曖昧になってきてしまった。だが、此奴が酔って絡んできたのだろう。自らも吸血鬼と呼ばれている手前、前々から鬼との戦いに興味はあったが。
吸血鬼の再生能力でも血糊や酒精は払えない。既に襤褸切れのように裂けた衣服も、それと不釣り合いなほど傷の無い肌も、血と酒が染み付いて離れる様子がない。

「遠慮しておこう。貴様のように反吐遊びなどする趣味はないのでな。」

言うと、どちらからともなく拳を出し合う。拳がぶつかり合い、そして弾き合う。
私は魔力で強化しているが、奴も能力で力を萃めているのだろう。力は互角、耐久力の都合で此方の拳に少し罅が入るが、広がることもなく修復する。
そのまま攻撃を続行。爪で裂き、魔力で穿ち、そして純粋な腕力で砕く。

「あっははは!それじゃあ力尽くで付き合ってもらうとするかぁ!」

しかしそれに対し馬鹿力で対抗してくるのがこの鬼なのだ。
奴もまた、こちらの爪を、腕を、魔力をも砕いてくる。
月をも砕く等という触れ込みも、強ち間違いでもないのか。
現に肉体を砕かれている私も月を異名に持つのだから、是なるかなという物である。
そんな益体もない事を考えながら、この鬼をねじ伏せる策を練る。
魔法も体術も能力も一級品であるという自覚はあるが、魔力も肉体も腕ずくで壊されてしまってはどうにもならないものもある。

ここは一度空に距離を置いて、肉体に衝撃をかけないよう立ち回るか…。

「クク…。」

自分の考えに思わず笑いが漏れる。
…まさかこの私が、少し、ほんの少し身体を壊されただけで、こんな考えを過ぎらせるとは。ほんの少しの膠着で、焦りを覗かせるとは。

「…やってやろうじゃあないか!だがいつまでも貴様の思う通りにさせてやると思うなよ!」

私は、体勢を深く落として相手の懐に潜り込む。
奴は此方の攻勢にも構わず、頭突きをかますつもりなのか此方の頭に手を伸ばすが…。
そんなことを許すつもりは毛頭ない。逆に腕を掴み体に手を当て、その小躯を投げ飛ばす。
奴もそう簡単に叩きつけられるつもりはないようで空中でバランスを取ろうとするが、此方も構わず力尽くで振り回す。
バランスを崩したところを見るや否や、頭から地面に叩き付けてやる。

「私は吸血鬼だ。血も酒も飲むのは好きだが、浴びるのは好かん。」

「だが、ダンスならば付き合ってやろう。」

「リードしてやる。立て、まだ一曲目だぞ?」

挑発してやると、鬼も立ち上がり一層深く笑みを見せる。

「乗って来たじゃないか、吸血鬼。面白い、やってやろうじゃないか。」

さあ

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