ジャンル:IT/イット “それ”が見えたら、終わり。 お題:危ない別れ 制限時間:15分 読者:94 人 文字数:607字 お気に入り:0人

花冠

地面を覆い尽す緑の絨毯。少しばかりのっぽな白い模様が春の陽気に撫ぜられ揺れていた。
ふかふか絨毯の上に腰を下ろして、近くにある白い模様を引っこ抜く。それは見る見るうちに形を変え冠になった。単なる暇つぶしで作った白い冠。
それをしげしげ眺め、試しに作ってみた。不格好のが出来た。真向いに座るハニーブラウンの髪色をした子供の頭に乗せた。
下手くそ。そう言うわりに満更でもない表情を浮かべている。だが、そろそろ寝なくてはならない。27年の時を経て再び出会った時はその意味を受け取って欲しい。人間の世界には不可解なルールや意味合いを含んだものが溢れている。これもその一つ。人間である君はその意味を知っているのだろう?知っていて受け取ったのだろう?

拒みやしなかっただろう。

27年という短くも長い時から目覚め会いに行けばその子供は大人になり、その者の隣には知らない人間が一緒にいた。
どうか、どうか…!僕はどうなっても構わないっ、だから――の命だけは……!
懇願する意味が分からない。物言わぬ肉塊になったそれを見て項垂れ慟哭するのは何故?
人間の世界には不可解なルールや意味合いを含んだものが溢れている。
人間が勝手に作ったというのに如何いうワケか適応されない場合が多々あるという。今回もその一つだと叫んでくるがやはり理解できない。
とにかくこれで君は私のもの。復讐も果たした。これの何処が一体悪いって言うんだいビル?

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