ジャンル:テンミリオン お題:くだらない死 必須要素:入れ歯 制限時間:15分 読者:23 人 文字数:693字 お気に入り:0人

くだらない死

 ルファ先生は食事中に入れ歯を誤嚥して死んだ。そんなことがあるのか、と思ったが、長く生きているとそういうこともあるらしい。苦しそうに目を見開きながら死んだ。たくさんの生徒の目の前だった。
 テミはそれを見てショックで死んだ。どんな死に方であっても死は死であって、それもルファ先生の場合はあまりにショッキングな動きをしたから、児童たちに悪影響を与えてしまったのも仕方ないのかもしれない。
 テミの育ての親であり実の兄でもあるクロウは、そんなくだらない死に方でただひとりの家族を死なせた故・ルファ先生に憤りを感じ、学校に訴えを申し出た。妹への愛による暴走だったかもしれないし、あるいは彼の論理においてはそれは正当な主張であるかもしれなかった。
 学校側はルファ先生もテミも、悲しい事故による死であって、ここに悪人は発生しないと説得した。クロウは長い時間をかけて納得した。
 ところでこのタイミングでルファ先生が生き返った。エルフは長生きとは言ったが、なるほど、死んでも生き返ることができるから、いままで長く生きてきたのだった。クロウはやはり憤った。学校側も閉口した。誰もエルフの長生きの秘訣をいままで知らなかったのだ。
 ルファ先生はテミの死を大いに嘆き、自らの死(仮死)が彼女の死を引き起こしてしまったと声明を出した。それはマスコミによって大々的に報道された。ルファ先生だけでなく学校の対応に対して批判が巻き起こった。クロウも誹謗中傷に晒された。
 天からその様子を見ていた魔王様は、それがどうにも哀れだったので、世界を滅ぼしてさしあげた。こうして、みな仲良く死ぬことができたのであった。

同じジャンルの似た条件の即興二次小説


ユーザーアイコン
作者:雨宮 ジャンル:テンミリオン お題:難しいサーカス 制限時間:15分 読者:36 人 文字数:910字 お気に入り:0人
まるでサーカスのようですね、と彼は言った。雪原に向かう途中の村での出来事であった。ジャングルの戦争を調停したお礼として、エルフのルファとアマゾネスのミドリが新た 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:テンミリオン お題:穏やかな夫 制限時間:15分 読者:298 人 文字数:839字 お気に入り:0人
オレはブロント。穏やかな夫として王国中を騒がす罪な男だ。先日、妻から買い物を頼まれた。「あんた、卵と小麦粉買ってきて。」ってね。だからオレは言ってやったんだ。「 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
君の惑星 ※未完
作者:りゅう ジャンル:テンミリオン お題:君の惑星 制限時間:15分 読者:313 人 文字数:388字 お気に入り:0人
「うわ、すげーな」 戸が勢いよく開いたと思ったら、すぐに驚嘆の声が飛び込んできた。この声はミドリだ。見なくてもわかる。「なんだこれ? 作ってんの?」 声は右に左 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:りゅう ジャンル:テンミリオン お題:どうあがいても彼方 制限時間:15分 読者:334 人 文字数:481字 お気に入り:0人
エリーの体がくらりと傾いで、頭から地面に倒れ込んでいった。「やめろエリス!」 駆け出しそうになったエリスにエルが檄を飛ばす。エリスは眼鏡の奥の瞳を一瞬泣きそう 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:りゅう ジャンル:テンミリオン お題:漆黒の闇に包まれし秋 制限時間:15分 読者:354 人 文字数:239字 お気に入り:0人
「秋は夜長」「漆黒の闇に包まれし秋の優美」「隣は何をする人ぞ」「背中合わせの名も知らぬ彼は一体何を思うのか」「柿食えば」「夕日の果実をかじってみれば」「鐘が鳴る 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
黄色い孤島 ※未完
作者:りゅう ジャンル:テンミリオン お題:黄色い孤島 必須要素:夏休み 制限時間:15分 読者:360 人 文字数:757字 お気に入り:0人
目が覚めるとマゼンダは黄色い砂浜に寝そべっていた。起き上がると、隣に黄色い男が座っている。「ここはどこ」「ここは黄色い孤島さ」 問いかけには黄色い答えがかえっ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:りゅう ジャンル:テンミリオン お題:急な太陽 制限時間:15分 読者:316 人 文字数:328字 お気に入り:0人
彼女は太陽。私の太陽。その髪は朝日の黄金、瞳は晴天の空。何もかも嫌になって、どこかにふらふらと消えてしまいたくなる時、彼女はそっと私の頭を撫でる。ふくふくと柔 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:暁輝-クランキー- ジャンル:テンミリオン お題:簡単なガール 制限時間:15分 読者:456 人 文字数:602字 お気に入り:0人
ともかく、私は怒ったのである。それはもう歯を治療された鮫のように。[簡単なガールについて知る数件の知識]リンの逆鱗に触れた。駄洒落じゃない。何が原因だったのか全 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:れなた ジャンル:テンミリオン お題:俺と酒 制限時間:15分 読者:463 人 文字数:366字 お気に入り:1人
あの頃俺は、勇者をやっていた。ところが今じゃ、ただの飲んだくれだ。あの金髪の幼馴染が魔王をぶった切ったせいで、俺は勇者になれなかったんだよ……。「おい、ジ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:淡雪@ストコン5/3S席 ジャンル:テンミリオン お題:軽い列車 制限時間:15分 読者:392 人 文字数:515字 お気に入り:0人
列車が走る。客は、俺と彼女の二人。客が少なくて軽いせいか、列車のスピードもどことなく速いように感じられた。 がたん、ごとん 彼女は何もしゃべらない。俺も、何も 〈続きを読む〉

小伏史央の即興 二次小説


ユーザーアイコン
作者:小伏史央 ジャンル:テンミリオン お題:正しいふわふわ 制限時間:15分 読者:14 人 文字数:656字 お気に入り:0人
「雪がすごいですね! ジャングル育ちの私はもうドン引き! 股引き! 虫の息ですよ!」 そういう割にはルファは元気にはしゃいでいた。雪が珍しいのだろう。借りた防寒 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:小伏史央 ジャンル:テンミリオン お題:黄色い境界 制限時間:15分 読者:15 人 文字数:502字 お気に入り:0人
ブロント // テミ 平 行 線 黄色いボーダーライン。なぜなら金髪がトレードマークだから。 みんな、どちらかで呼んだけれど、総称は誰も持ち合わせていなかった 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:小伏史央 ジャンル:テンミリオン お題:商業的な恋 必須要素:ガン保険 制限時間:15分 読者:31 人 文字数:957字 お気に入り:0人
すごく。。。耳が凝ってますね。。。。 とマッサージ店で言われた。耳が凝るってなんだって思ったけど、どうやら本当に耳が凝っているらしい。 やっぱり。。。。討伐っ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:小伏史央 ジャンル:テンミリオン お題:走る太陽 必須要素:主人公が誰かを愛す 制限時間:15分 読者:20 人 文字数:512字 お気に入り:0人
あの光は眩しかった。直視していたら目が焼けちゃいそうなほどに。でもほんとに焼けるなんてことはなくて、彼女の発する光は、ただ、照らす。包み込むように。ぼくを世界 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:小伏史央 ジャンル:テンミリオン お題:素人の口 制限時間:15分 読者:28 人 文字数:327字 お気に入り:0人
雄弁は銀、沈黙は金。 黙ってばかりじゃわからないぞ、と両親に言われた。 両親は金よりも銀のほうが好きだった。 魔法は呪文を求める。 だから魔法では金は錬成でき 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:小伏史央 ジャンル:テンミリオン お題:いわゆる道 制限時間:15分 読者:26 人 文字数:889字 お気に入り:0人
「マゼンダさん、ちょっとそこにお座りなさい」 テミさんに言われたのでマゼンダは座布団に座った。テミが口うるさく言うので、正座ならもう立派なものだった。「ひとつな 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:小伏史央 ジャンル:テンミリオン お題:すごい昼食 制限時間:15分 読者:22 人 文字数:662字 お気に入り:0人
「スライムをー! 食べたいかー!」 さてさてやってまいりましたテンミリゲテモノ料理選手権のお時間です。司会はわたくし、何を食べても沈丁花、ルファがお送りいたしま 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:小伏史央 ジャンル:テンミリオン お題:地獄大地 制限時間:15分 読者:25 人 文字数:648字 お気に入り:0人
大地の精霊は魔王城のカタコンベを進んでいた。勇者たちが魔王を討伐した後の、主のいない世界。しかしそこには魔王が残した財宝と、それを守る殺人機構が所狭しと張り巡 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:小伏史央 ジャンル:テンミリオン お題:かゆくなる部屋 制限時間:15分 読者:30 人 文字数:833字 お気に入り:0人
気づいたら見知らぬ部屋にいた。扉は外側から鍵がかかっていて開かなかった。「お、おいここはどこだ」「私も気づいたらここにいて……」『クロウさん、マゼンダさん、ご 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:小伏史央 ジャンル:テンミリオン お題:くだらない死 必須要素:入れ歯 制限時間:15分 読者:23 人 文字数:693字 お気に入り:0人
ルファ先生は食事中に入れ歯を誤嚥して死んだ。そんなことがあるのか、と思ったが、長く生きているとそういうこともあるらしい。苦しそうに目を見開きながら死んだ。たく 〈続きを読む〉