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隣の相手 ※未完

 ハッと目を覚ました。辺りはまだ暗く森閑としており、若干の寂しさが胸に渦巻く。こっそりと移動し、相棒の傍へと寄った。すると起きていたのか、はたまた目を覚ましたのか、首をもたげてこちらを見る。

『眠れないんですか?』

 そう問いかけられ、ギュッと彼女に引っ付いた。何も答えられないでいると、何を察したのか、そのまま何も聞かず、そっとしてくれる。その気遣いに、どこか安堵した。
 先ほど見た夢の内容を、フルフーに話すことは出来ない。出来ないというよりは、したくないと言った方が正しいだろうか。

『坊ちゃん、風邪ひいちゃいますよ』

 そのまま眠りそうになったが、すぐに起こされた。でも離れたくなくて。
 そんな僕を見かねてか、フルフーは僕を包むように丸まった。キュッと外套に包まって、僕は目を閉じる。
 願わくは、大切な相棒がいなくならないように。



 --そんな願いは、あっさりと打ち壊されてしまった。





 フルフーが死んでから、どれくらい経ったのか。僕は男の隣で、自分の仕事を淡々とこなしていた。

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