ジャンル:テニスの王子様 お題:暴かれた風邪 制限時間:15分 読者:214 人 文字数:1183字 お気に入り:0人

十五分だとこんなノリ

(ルドルフのある日)

【風邪引きのこと】

「……風邪が流行しとるねぇ」

「してますね……無事なのが俺ぐらいって……」

「柳沢君に留守はお願いしてきたけど、木更津君に観月君もやられるなんて」

不二裕太は聖ルドルフ学院男子寮の管理人と共に買い物に出ていた。と言うのも、男子寮では風邪が大流行し、
次々と皆が風邪で倒れる中、食事の問題が出て来たのだ。
考えた結果、食べやすいものということで粥となったのだが、問題はまだ風邪が発症していない裕太や
柳沢や管理人である。
取りあえず鍋でも食べるかというノリになっていた。

「いつか、俺たちもやられるんでしょうか……」

「……それは……なぁ……やられんように養生しようか……」

「奉仕活動の節分の赤鬼係も赤澤部長がやってましたし」

「赤澤君、丈夫やよねぇ。……飯、恵方巻き、安くなっとらんかな」

養生しようかとしか管理人は言っていないがそうとしか言えない。
奉仕活動は聖ルドルフ学院の授業単位の一つだ。近くの保育所や幼稚園に赤鬼に分した生徒が
派遣されることになったのだが風邪で駄目になり、テニス部に話が回ってきて
赤澤を派遣したのだ。
町中に出ればマスク姿の者も居る。
インフルエンザにしろ、風邪にしろ、大流行中だ。裕太にしろ管理人にしろ
いつかかるだろうか、と冷や冷やしてくる。

「あれも、大分流行しているというか、関西のイベントで……」

「どうも……コンビニかなぁ。はやらせとるみたいけど、えらい過剰になっとるよなぁ」

「俺、何でも良いですよ……あ、でも節分ならクレープとかロールケーキもロール仕様が売られて」

「ボク、想うんやけど商売するのはええんやが、まい取るとかでそういうのを売るんは」

「甘いものを食べられるなら俺はそれでも……ケーキ屋さんによっていいですか? ケーキ食べたくて」

裕太は甘党だ。二月三日は節分だが、最近は巻いているからとクレープを巻いたものやロールケーキが売られている。
食事の話もしつつ、裕太がケーキ屋を指さした。

「ええけど。ボクも何か……」

「裕太?」

「アニキ」

ケーキ屋に行こうとしていた裕太だったが、聞き慣れた声に足を止める。兄の不二周助だ。
寮暮らしをしている裕太は家には余り帰らない。前は滅多にだったが今は余りになっている。

「裕太君のお兄さんか」

「貴方は裕太の寮の管理人さんでしたね。今は……」

「風邪でみんな、ダウンしてな。無事な裕太君に手伝って貰て食事の準備。ボク等の準備はまだやけど」

「恵方巻きとかクレープで良いので」

管理人が事情を話す。不二は黙った様子で。

「裕太が……帰ってこないのは看病で」

「……裕太君、帰ってあげて」

「は、はい……」

落ち込む兄に管理人が言う。裕太は従っておいた。


【Fin】

同じジャンルの似た条件の即興二次小説


ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:テニスの王子様 お題:名前も知らない冤罪 制限時間:15分 読者:87 人 文字数:269字 お気に入り:0人
名前も知らない冤罪「打倒兄貴に燃えるバカ弟は単純で操りやすかったよ」それは口の中でころがすにはいささか鋭い響きだ。当時の観月はじめはそれはそれは思い上がっていた 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:テニスの王子様 お題:3月のサッカー 制限時間:15分 読者:139 人 文字数:636字 お気に入り:0人
「おかしいくないっすか」 四月を目前にして、まだ冬の名残のある風に自分で暖を取ろうと肩を竦めて自分を抱きしめる。どちらかというと暑さよりは寒いほうに強いが、それ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:シンリ ジャンル:テニスの王子様 お題:幼い木 制限時間:15分 読者:189 人 文字数:211字 お気に入り:0人
いつもの寝ぼけ眼はどこへやら、目を大きく輝かせた慈郎は俺がサーブを打つのを今か今かと待っていた。 テニスをしている時の慈郎は本当に楽しそうで、こっちまで楽しい 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:日和ミル ジャンル:テニスの王子様 お題:臆病な踊り 制限時間:15分 読者:227 人 文字数:556字 お気に入り:0人
小学校では、ダンスの授業が必修化されたんだってよ。……なんて言われてもさ。「いや、こんなの踊れねえよ……!」日吉はにやにやしながら見てやがるし、名前も知らないガ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:日和ミル ジャンル:テニスの王子様 お題:見知らぬ霧雨 制限時間:15分 読者:202 人 文字数:436字 お気に入り:0人
−−−−−−−−さああああ。 湿気だろうか。色素の薄い髪がわずかにうねっていることに気がつく。こんな天気じゃなかったら、こんな間違いは犯さなかっただろう、と日吉 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:シンリ ジャンル:テニスの王子様 お題:刹那の小説上達法 制限時間:15分 読者:282 人 文字数:157字 お気に入り:0人
「仁王っ!! 練習時間に三十分も遅刻してくるとはどういうことだ!」 鬼の副部長の怒号に部員たちは驚いて一瞬竦みあがった。 練習試合を行っていったコートでは、その 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ぴょんぽん ジャンル:テニスの王子様 お題:誰かと敗北 制限時間:15分 読者:284 人 文字数:582字 お気に入り:0人
図書館なんて久しぶりに来た、と俺の向かいに座る海堂がポツリと漏らした。今日は中間試験も近いからと一緒に勉強会をすることになっている。しかし俺より勉強するべき彼 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:シンリ ジャンル:テニスの王子様 お題:過去の体験 制限時間:15分 読者:242 人 文字数:189字 お気に入り:0人
気が付くと俺は学校のテニスコートに立っていた。 ネットを挟んだ向かい側にはサーブの態勢に入っている滝が見えた。 俺は反射的にレシーブに入る準備を整える。 滝は 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:進捗だめです ジャンル:テニスの王子様 お題:冷静と情熱の間にあるのは恋 制限時間:15分 読者:306 人 文字数:1197字 お気に入り:0人
ジノリのティーカップを傾ける細長い指を、日吉はぼんやりと眺めていた。「冷めちゃうよ」 形良く緩やかに吊った眉を僅か下げた滝は、微笑とも何ともつかぬような笑みを 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ぴょんぽん ジャンル:テニスの王子様 お題:見憶えのある道 制限時間:15分 読者:431 人 文字数:369字 お気に入り:0人
今俺達が歩いているこの道は、いつかに見たことがある道だ。俺達は何度となくこの道を歩いてきた。決して平坦ではない。時に登り、時に下り、時にわざと毛躓かせるように大 〈続きを読む〉

秋月蓮華の即興 二次小説


ユーザーアイコン
作者:秋月蓮華 ジャンル:千銃士 お題:穏やかな病気 必須要素:ラーメン 制限時間:30分 読者:54 人 文字数:888字 お気に入り:0人
【食べたいものがあるのは正常】ラーメンが食べたい、と僕を古銃から目ざめさせたマスターは言った。見た目は十代後半の少女であるマスターはSF小説を読みながらそう呟い 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:秋月蓮華 ジャンル:黒子のバスケ お題:安い巨人 必須要素:まいたけ 制限時間:4時間 読者:74 人 文字数:1122字 お気に入り:0人
(オリキャラ居るよー)【かつてのこと】帝光中学校の旧校舎の屋上近くを緑間真太郎は訪れていた。近くなのは屋上には鍵がかかっているからだ。屋上近くの踊り場には目的の 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:秋月蓮華 ジャンル:千銃士 お題:どこかの絶望 制限時間:4時間 読者:62 人 文字数:3506字 お気に入り:0人
【ある意味でコレは幸せの話】彼女には絶望がよく似合うとファルは想っている。現に荒廃した街外れの教会を見上げる彼女は美しかった。古銃マスター、レジスタンスに希望を 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:秋月蓮華 ジャンル:千銃士 お題:今年のローン 制限時間:1時間 読者:126 人 文字数:885字 お気に入り:0人
【最優先順位】「ローンが組めたとしても……」僕、エセンが執務室にマスターの様子を見に来ると彼女は執務机に座って考え込んでいた。レジスタンス側の希望であり、僕達貴 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:秋月蓮華 ジャンル:テニスの王子様 お題:小説の汁 必須要素:哲学的な思想 制限時間:15分 読者:194 人 文字数:742字 お気に入り:0人
(オリ設定キャラが居るよ)【いつものようにぐだぐだと】聖ルドルフ学院男子寮にて不二裕太がリビングルームにやってくると、男子寮の管理人がソファーに座って、小説を読 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:秋月蓮華 ジャンル:名探偵コナン お題:調和した真実 必須要素:豚肉 制限時間:2時間 読者:240 人 文字数:2386字 お気に入り:0人
(オリキャラ居るよー。夢主は金田一と探偵学園の世界出身)【日常に落とし込んだこと】夕方、勤務地である喫茶ポアロのドアベルが鳴り、客が入っていたことを高遠雪姫は察 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:秋月蓮華 ジャンル:テニスの王子様 お題:簡単な祖母 必須要素:3000字以上 制限時間:30分 読者:180 人 文字数:923字 お気に入り:0人
(オリ設定キャラ居ます)【お婆ちゃんとの話】「観月くーん、宅配便来とるよ。君の実家から」日曜日の朝、聖ルドルフ学院の男子寮のリビングルームで朝からパンケーキを食 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:秋月蓮華 ジャンル:刀剣乱舞 お題:裏切りの笑顔 必須要素:3000字以上 制限時間:1時間 読者:149 人 文字数:3342字 お気に入り:0人
【とある宗教の撲滅】明石国行は決意した。必ず、必ず、この宗教は消し去らなければならないと。「……ヒツキさん……」「主、おはようございます」審神者のプライベートス 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:秋月蓮華 ジャンル:しんけん!! お題:緩やかな失踪 必須要素:化粧水 制限時間:2時間 読者:138 人 文字数:1891字 お気に入り:0人
(刀匠いるよー)【緩やかに、緩やかに】斎庭白秋はこの屋敷町では地位としては上位に入るというか、真剣少女のお守り役とも取れる刀匠だ。刀匠ではあるが、真剣少女通しの 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:秋月蓮華 ジャンル:血界戦線 お題:出来損ないの小説家 制限時間:30分 読者:169 人 文字数:1644字 お気に入り:0人
(オリキャラ居るよー)【ライブラのとある日】その日、レオナルド・ウォッチがライブラの執務室に入るとソファーでエルセリーザ・ディライトが仰向けに寝そべりながら小説 〈続きを読む〉