ジャンル:テンミリオン お題:スポーツの霧 必須要素:暗黒の瞳 制限時間:15分 読者:29 人 文字数:506字 お気に入り:0人

運動会

「魔王城で運動会やるよ」魔王様が仰った。
 ミリンは城の周辺に蒸気を発生させる。城外の魔物に遊んでいるところを見られたら示しがつかないから、そうやって城内の様子を隠すのだ。
「別にそんなことしなくてもいいのに」
「だめですよ魔王様」
 魔王様はその暗黒の瞳を揺らして、ふぅん、と仰る。魔王様はご自身のカリスマ性に自覚がない。
 いつの間にやらその腕に丸いボールを抱えている。いつの間に用意したのか。ミリンは溜息をついた。
「はーい城内のみんな集合ー。ドッジボールやるよー」
 魔王城で働くゴブリンやコボルト、ガーゴイルなどが庭に集まる。人型の魔物ばかりなので、ぐーとぱーでチーム分けをした。
 ミリンは魔王様とは敵チームになった。
「じゃー試合開始ー!」
 魔王様がボールを投げる。ミリンはそれをキャッチした。
「負けませんよ。魔王様」
 スポーツは公平だ。遊びを重視する魔王様なら尚更、接待プレイなんて必要ない。ミリンはほくそ笑む。彼女はなんだかんだと言ってボールで遊ぶのが好きだった。
 ボールを振りかぶる。そして放った。オーガにぶつかる。人の頭の形をしたボールはぐにゃりと歪み、その血が霧に混ざっていった。

同じジャンルの似た条件の即興二次小説


ユーザーアイコン
ある依頼書 ※未完
作者:kei3 ジャンル:テンミリオン お題:儚い強奪 必須要素:山田が犯人 制限時間:15分 読者:20 人 文字数:103字 お気に入り:0人
とある村の話。山賊が狙っていたのは村の金銀財宝…ではない。田畑にも農道にも足跡一つ残っていない。外套を着ていて、顔は布で隠れていた。犯行の理由は不明。人気の多い 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:kei3 ジャンル:テンミリオン お題:傷だらけの列車 制限時間:15分 読者:22 人 文字数:149字 お気に入り:0人
雲が剥がれていく。この貨物列車の方が速度が大きいはずだ。…っつぅ、左腕の傷がずぎずぎと痛んできた。寒気がするような、それは出血しているんだから血の気が引いてるん 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:kei3 ジャンル:テンミリオン お題:大好きな声 制限時間:15分 読者:23 人 文字数:195字 お気に入り:0人
「海に向かって何か叫んでみなよ」「おーーーい」「ブロントのバーーーーーーカ」「まぬけーーーー」「ゴットハンドーーーー」「もにゅもにゅ!」「なんてティンク聞こえな 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:kei3 ジャンル:テンミリオン お題:過去のクレジットカード 制限時間:15分 読者:25 人 文字数:176字 お気に入り:0人
チュルチュルチュル。そうめんうまいよな。鎧の中汗でびっしょりで、脇んとこにあせもできた。過去のクレジットカード…?確か森の城でミスリルの剣を買ったときに使ったか 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
礼拝堂の塑像 ※未完
作者:サトト ジャンル:テンミリオン お題:免れたカリスマ 制限時間:15分 読者:32 人 文字数:340字 お気に入り:0人
出ていくことは本意でなかった。ここに置いてもらった恩義を忘れるつもりはない。何より、妹を捨てていくような形になるのが歯痒い。テミの容貌は特別だった。二人膝を揃え 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:雨宮 ジャンル:テンミリオン お題:難しいサーカス 制限時間:15分 読者:54 人 文字数:910字 お気に入り:0人
まるでサーカスのようですね、と彼は言った。雪原に向かう途中の村での出来事であった。ジャングルの戦争を調停したお礼として、エルフのルファとアマゾネスのミドリが新た 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:テンミリオン お題:穏やかな夫 制限時間:15分 読者:310 人 文字数:839字 お気に入り:0人
オレはブロント。穏やかな夫として王国中を騒がす罪な男だ。先日、妻から買い物を頼まれた。「あんた、卵と小麦粉買ってきて。」ってね。だからオレは言ってやったんだ。「 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
君の惑星 ※未完
作者:りゅう ジャンル:テンミリオン お題:君の惑星 制限時間:15分 読者:319 人 文字数:388字 お気に入り:0人
「うわ、すげーな」 戸が勢いよく開いたと思ったら、すぐに驚嘆の声が飛び込んできた。この声はミドリだ。見なくてもわかる。「なんだこれ? 作ってんの?」 声は右に左 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:りゅう ジャンル:テンミリオン お題:どうあがいても彼方 制限時間:15分 読者:342 人 文字数:481字 お気に入り:0人
エリーの体がくらりと傾いで、頭から地面に倒れ込んでいった。「やめろエリス!」 駆け出しそうになったエリスにエルが檄を飛ばす。エリスは眼鏡の奥の瞳を一瞬泣きそう 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:りゅう ジャンル:テンミリオン お題:漆黒の闇に包まれし秋 制限時間:15分 読者:361 人 文字数:239字 お気に入り:0人
「秋は夜長」「漆黒の闇に包まれし秋の優美」「隣は何をする人ぞ」「背中合わせの名も知らぬ彼は一体何を思うのか」「柿食えば」「夕日の果実をかじってみれば」「鐘が鳴る 〈続きを読む〉

小伏史央の即興 二次小説


ユーザーアイコン
作者:小伏史央 ジャンル:テンミリオン お題:でかい彼氏 制限時間:15分 読者:13 人 文字数:619字 お気に入り:0人
「彼氏と別れてきました」と、玄関口でテミが言った。「あ、そう」マゼンダは返した。 その報告自体は珍しいことではない。けれどいつもならテミは、それなりに目を赤くし 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:小伏史央 ジャンル:テンミリオン お題:無意識の武器 必須要素:正月 制限時間:15分 読者:17 人 文字数:752字 お気に入り:0人
ミドリさんは快活なひとだけど、たまに、というかひんぱんに、何を考えているのかわからない顔をすることがある。遠くを見つめているようで、すぐ近くを見ているようで、 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:小伏史央 ジャンル:テンミリオン お題:子供の失望 必須要素:マクガフィン 制限時間:15分 読者:22 人 文字数:1065字 お気に入り:0人
マカロンがいい? それともマクガフィン? 母親にそう聞かれたときは困惑した。マカロンは知っているけどマクガフィンってなんだって思ったし、そんな質問を急にされた 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:小伏史央 ジャンル:テンミリオン お題:日本式の光 必須要素:4000字以上 制限時間:15分 読者:22 人 文字数:391字 お気に入り:0人
光さんは初詣に来ていました。着物のうえに羽織をはおり、鳥居の下をくぐります。 人間の姿に顕現しての、お忍びのお出かけです。他の精霊さんたちにも内緒。光さんはき 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:小伏史央 ジャンル:テンミリオン お題:許されざる戦争 制限時間:15分 読者:37 人 文字数:781字 お気に入り:0人
エルフのこどもの死体がいたるところに転がっていた。ジャングルを蠅が飛び回る。乾燥した空気が揺れているのは、蜃気楼のせいなのか、あるいはこの目のせいなのか。 エ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:小伏史央 ジャンル:テンミリオン お題:愛と欲望の巨人 必須要素:スケベ人間 制限時間:15分 読者:22 人 文字数:513字 お気に入り:0人
ここは、愛が身体の成長に直結する世界――。 聖母テミは通常の人間が100人積み上がってもなお程遠いほどの高さに成長していた。すべての人間に分け隔てなく慈愛を振 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:小伏史央 ジャンル:テンミリオン お題:猫のドロドロ 必須要素: 制限時間:15分 読者:20 人 文字数:619字 お気に入り:0人
駅前で捨て猫を見つけた。駅の前だなんて、駅員がどうにかしそうだけど、置かれた直後だったのだろうか。 自分の状況が分かっていないのだろう、捨て猫は段ボールのなか 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:小伏史央 ジャンル:テンミリオン お題:素朴な逃亡犯 必須要素:若者使用不可 制限時間:15分 読者:26 人 文字数:773字 お気に入り:0人
ミドリは走っていた。逃げているのだ。追っ手のガーゴイルから。 その右手にはシルバーストーン。水色の光を放つ、魔力を秘めた宝石だ。なぜ水色なのに名前がシルバーな 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:小伏史央 ジャンル:テンミリオン お題:君の天才 必須要素:小指の爪 制限時間:15分 読者:22 人 文字数:545字 お気に入り:0人
ティンクが小さくなってしまった。いや、妖精なのだから元々小さいのだが、よりさらに小さくなってしまったのだ。 具体的に言うと、私の拳大の大きさだった彼女は、今で 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:小伏史央 ジャンル:テンミリオン お題:有名な民話 制限時間:15分 読者:39 人 文字数:570字 お気に入り:0人
「おばあちゃん! 昔話きかせて?」「そう、あれは私が生まれるよりも前のことじゃった……」「生まれる前のことなのになんで知ってるの?」「有名な話だからじゃよ」「ふ 〈続きを読む〉