ジャンル:黒子のバスケ お題:12月のボーイズ 制限時間:30分 読者:106 人 文字数:962字 お気に入り:0人

彼に防寒を!

雪がちらつき始めた12月、何時もより早い雪だと思いながら首に巻いていたマフラーに顔を埋めて隣を見た。そこには自分よりがたいが良く、寒くないのか制服の前こそ閉めてはいたがマフラーなど、防寒と呼べるものは何一つ身に付けていない相棒がいた。
「火神君、寒くないんですか?僕は寒いです」
「は?んなもんさみぃに決まってんだろ、雪降ってんだぞ」
「はぁ……朝はマフラーとか持ってたじゃないですか、どこにおいてきたんですか?」
そう、朝見たときは彼はマフラー、手袋一式を身に付けていた。一体何処に置いてきたのか、はたまた無くしたのか……僕の言葉に少し戸惑いながら彼はこう言った。
「あー……降旗が熱だして早退したろ?そんときにマフラー貸した」
「あのマフラーは火神君のでしたか、それでも手袋はどうしたんですか?流石に指先が真っ赤なのは見ててこっちが痛いです」
「なんでお前が痛がんだよ!手袋は福田に貸した、あいつ来るときに人助けして手袋がぐしゃぐしゃに濡れてたし」
「なるほど、朝のかれのずぶ濡れはそういうことがあったんですね」
「んで、もう一個マフラーがあったんだけどよ、河原がくしゃみしてたからマスクと一緒に渡した。あいつらより俺の方がからだ頑丈だから……な、仲間だし」
彼が顔を赤くしながらそう答えた。
あぁ、彼は仲間(チームメイト)を思いやれる優しい人なんだ。
彼が言ったことは確かに今日一日で有ったことで、朝練に来た降旗君は真っ赤な顔をして練習に来たため監督と主将に怒られつつ早退、福田君は練習に遅れて来たと思ったら真冬の川に流されて半ば沈没していた段ボールに入った猫を助け、帰り際に鼻水とくしゃみが止まらなくなった河原君にマフラーを貸したそうだ。まったく、確かに彼は頑丈かもしれませんが見ていてこっちが困ることは止めてほしい……
「火神君、僕は寒いです」
「あ?知らねーよ」
「火神君がスッゴク寒い格好をしているのでここまでのマフラー貸します」
「さみぃんだろ?いーよお前がしてろよ」
「いえ、エースに風邪を引かれたとあれば監督の逆海老が来そうなのでおとなしくもらってください」
半ば無理矢理彼にマフラーを押し付けあれこれと理由付けをし、返しにくくした後、渋々出はあったが彼にマフラーを装着させることに成功した。

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