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この嫌いな教室

 この教室が好きだった。朝、登校すると必ずあなたが先にいて、窓際の席で本を読むあなたを一番に目にするのが好きだったから。
 その金色の髪を朝の陽ざしになびかせて、ページをめくる姿が見られるのは、いつだってこの教室だったから。
 でもあなたは死んでしまった。
 死んでしまったからもう、この教室に好きなところは何もない。


 火、を灯す。
 あなたの赤毛は炎の色だねと、いつかあなたが言っていた。
 床は垂らしたガソリンで塗りたくられていた。
 マッチがぼう、と音を立てる。


 あなたを死なせたこの教室に復讐を。
 するりと手から炎が落ちる。

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