ジャンル:黒子のバスケ 黒子 お題:計算ずくめの小説上達法 制限時間:15分 読者:65 人 文字数:761字 お気に入り:0人

食べたら、持てない ※未完

確認しました。お疲れ様でした
藍澤からSMSでの返信が来た。テーブルに突っ伏した状態で、顔を横を向け、スマートフォンの画面を見ていた。
(おわった……
毎度毎度、どうしてこんなに切羽詰るのか。もう五年目になるのに、いつもこうだ。計画通りにいったためしが無い。
(〆切があるから、物語は完成する、か……
目を閉じて、よく耳にする格言を思い出した。永遠に同じ話を書き続ける、なんてことはプルーストにしか許されていなかったのではなかろうか。というか、昔の文豪は、よくもあんな長い話を、PCなしで書き続けられたものだ。偉大なる人たちだ。
生きてんのか
上から降ってきたのは黛の声だった。
生きてます
目も開けず、顔も上げず、何とも無礼な状態のまま応じたのは、簡単に言うと、脱力しているからだった。黛もその事情を知っているのだろう、掛けてきたのが生存確認だったのだから。
おかわりは
いただきます
終わったのか
終わりました
カタ、とテーブルに何か置かれた。甘い匂いがした。
(ブルーベリー……
匂いにつられて目を開く。顔の目の前に置かれていたそれは、白い何か。おそらくケーキだ。
(今日のケーキって何だったかな
この喫茶店に来てケーキセットを頼むことは少なかった。ココアをおかわりし続け、たまにベルガモットを頼む。昼食時はサンドイッチ。バニラシェイクは好きだったが、ケーキはそれほど好きではなかった。
(おいしいんだろうな
体勢を戻し、改めてテーブルの上を見つめた。チーズケーキだろうか。その上に、てらてらと光ったブルーベリーとラズベリーが載っていた。紫原お手製のケーキ。甘いものが好きな彼は、甘すぎないケーキを作る。プライベートで彼の試作品を食べさせられたことは何度もあった。おいしい、とつ応えても、うん、と頷くだけで




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