後で書き直すというかつけたす ※未完
(オリ設定キャラ居ます)
【お婆ちゃんとの話】
「観月くーん、宅配便来とるよ。君の実家から」
日曜日の朝、聖ルドルフ学院の男子寮のリビングルームで朝からパンケーキを食べていた不二裕太は
管理人の声を聞いた。日曜日のせいか、寮はのんびりムードというかまったりとしていた。
「実家ですか……」
(……観月先輩、服のセンスが個性的だよな)
個性的の一言で押し込めてしまっているが今日の服の柄は紫色の生地に紅い薔薇の大輪が描かれている。
観月はパンケーキを食べながら、紅茶を飲んでいる。裕太にもお裾分けされたネパール産の紅茶だ。
最近はネパールの紅茶が熱いらしい。
パンケーキは管理人が朝食にと作ったもので裕太と観月もついでに作ってもらった。
日曜日の食事は個人で取るというルールがあるが面倒なので一部の食費を押しつけつつ管理人に作って貰っている。
普段と余り変わらないようで居て献立自体が決まっている平日と違い、休日のメニューは個性が出る。
「こっち、君の個人的な荷物。別ので寮の皆さんでって食材を送ってきたけど」
「使って下さい。食べ物は食べないと腐りますので」
当たり前のことを観月は言っているようで、重要なことではある。
段ボール箱を管理人はもってきていて、それを観月に渡した。観月は段ボール箱をテーブルの上に乗せて、
あけた。裕太は中身を見ないようにしていた。
観月は中に入っている縦封筒に入った手紙を読んでいる。
「祖母も何か送ってきましたか」
「家族、多い方ですよね。観月さんは」
「そうですね。裕太君も多い方には見えましたが」
裕太は両親と兄姉がいるが、観月の方は祖父母と両親と姉二人だそうだ。
「お婆ちゃんか……うち、離れて暮らしてるし」
「最近は離れて暮らしているのは珍しくはないですからね」
二世帯住宅というのもあるが、離れて暮らした方が互いにメリットはあるようだ。
「婆ちゃんか。婆ちゃん子が同僚におったな」
「管理人さんは」
「友達とくらしとったけど、後で一人やね。寮みたいなのもあったし、生活にはこまらんかった」
管理人について裕太はそんなに知らない。昔していた職業を都合により辞めて、