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はないちもんめ


かーってうれしい はないちもんめ
まけーてくやしい はないちもんめ

「ねえカラスマ、あの子たちはなにをやっているの?」
「あれは日本の伝統的な遊びだ。はないちもんめ、という」

となりのおばさん ちょいときておくれ
おにがいるから いかれない

「何をする遊びなの?」
「……人員の取り合い……か?」
「なにそれ。楽しいの? そんなことして」
「まあ見てろ」

おふとんかぶって ちょいときておくれ
おふとんびりびり いかれない

「それにしても、変な歌詞ね。パッとワードが漢字に変換できないんだけど、妙に耳に残るわ」
「言い回しが少し独特だからな。昔話調というか」
「……こういうの、すぐに意味が理解できないから、あたしはガイジンなのねって思い知らされるわ」
「単語の意味は分からずとも、発語が気持ち良いから覚えるようなわらべ歌の類だ。積極的に覚えていなくとも、全く問題はない」

おかまかぶって ちょっときておくれ
おかまそこぬけ いかれない

「……シチュエーションも謎ね。鬼がいるってのに平和すぎない? 鬼が布団やお釜ごときでなんとかなる生き物のようには思えないんだけど」
「まあ……そこらへんは深く突っ込むな。マザーグースもいちいち内容にケチをつけないだろ?」

あのこがほしい
あのこじゃわからん

「……そうね、確かにわかんないわ。『おれの家の近所に教会はない』じゃ、なあんにも」
「……」

そうだんしよう
そうしよう

「カラスマも、『あの子が欲しい』んなら、きちんと相談して、きちんと言葉にしてよ」
「……」
「じゃなきゃ、わかんないわよ。いっしょに住むって言っても、下宿人って関係性も、ルームシェアのシェアメイトって関係性も、同棲カップルって関係性も、家族って関係性も日本にはあるのよ」
「……そうだな」

「……きちんと相談してよ。そして、きちんと言葉にしてよ。そうじゃないとあたし、どう受け止めていいのか——わかんないわよ」
「……」

「わかった。……きちんと話そう。これからどうするか、これから……どうしていきたいのか」



「おれが、お前とどういう関係になりたいのか、を」

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