ジャンル:暗殺教室 烏イリ お題:愛と憎しみのゲーム 制限時間:30分 読者:132 人 文字数:905字 お気に入り:0人

はないちもんめ


かーってうれしい はないちもんめ
まけーてくやしい はないちもんめ

「ねえカラスマ、あの子たちはなにをやっているの?」
「あれは日本の伝統的な遊びだ。はないちもんめ、という」

となりのおばさん ちょいときておくれ
おにがいるから いかれない

「何をする遊びなの?」
「……人員の取り合い……か?」
「なにそれ。楽しいの? そんなことして」
「まあ見てろ」

おふとんかぶって ちょいときておくれ
おふとんびりびり いかれない

「それにしても、変な歌詞ね。パッとワードが漢字に変換できないんだけど、妙に耳に残るわ」
「言い回しが少し独特だからな。昔話調というか」
「……こういうの、すぐに意味が理解できないから、あたしはガイジンなのねって思い知らされるわ」
「単語の意味は分からずとも、発語が気持ち良いから覚えるようなわらべ歌の類だ。積極的に覚えていなくとも、全く問題はない」

おかまかぶって ちょっときておくれ
おかまそこぬけ いかれない

「……シチュエーションも謎ね。鬼がいるってのに平和すぎない? 鬼が布団やお釜ごときでなんとかなる生き物のようには思えないんだけど」
「まあ……そこらへんは深く突っ込むな。マザーグースもいちいち内容にケチをつけないだろ?」

あのこがほしい
あのこじゃわからん

「……そうね、確かにわかんないわ。『おれの家の近所に教会はない』じゃ、なあんにも」
「……」

そうだんしよう
そうしよう

「カラスマも、『あの子が欲しい』んなら、きちんと相談して、きちんと言葉にしてよ」
「……」
「じゃなきゃ、わかんないわよ。いっしょに住むって言っても、下宿人って関係性も、ルームシェアのシェアメイトって関係性も、同棲カップルって関係性も、家族って関係性も日本にはあるのよ」
「……そうだな」

「……きちんと相談してよ。そして、きちんと言葉にしてよ。そうじゃないとあたし、どう受け止めていいのか——わかんないわよ」
「……」

「わかった。……きちんと話そう。これからどうするか、これから……どうしていきたいのか」



「おれが、お前とどういう関係になりたいのか、を」

同じジャンルの似た条件の即興二次小説


ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:暗殺教室 烏イリ お題:アルパカの慰め 制限時間:30分 読者:174 人 文字数:1411字 お気に入り:0人
まるで敵のいない野っ原に放り出された草食動物みたいに、クッションを抱えてソファに座り、どこでもない虚空を見つめてぼうっとしているものだから、烏間は思わず心配にな 〈続きを読む〉

からいりくじらの即興 二次小説


ユーザーアイコン
作者:からいりくじら ジャンル:暗殺教室 烏イリ お題:ラストは男祭り! 制限時間:30分 読者:118 人 文字数:1463字 お気に入り:0人
「いやー、やっぱああいう血湧き肉躍る競技は男子の専売だねぇ。超興奮しちゃった!」体育祭の棒倒しが終わり、閉会式も終えて。校庭のパイプ椅子を片付けながら、興奮気味 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:からいりくじら ジャンル:暗殺教室 烏イリ お題:輝く悪 制限時間:30分 読者:109 人 文字数:2080字 お気に入り:0人
「カラスマってさ、この世には絶対的な正義みたいなものがあって、自分は何があってもそっちサイドですって顔をしてること、ない?」あたし、自分を使うオトコの実力を見極 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:からいりくじら ジャンル:暗殺教室 烏イリ お題:元気な故郷 制限時間:30分 読者:110 人 文字数:1965字 お気に入り:0人
殺気を感じて立ち止まると、すぐ横のコンクリートブロックの塀に、ビシッと音を立ててペイント弾が命中した。気付かずそのまま歩いていたらば、ちょうど烏間のこめかみに命 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:からいりくじら ジャンル:暗殺教室 烏イリ お題:進撃の内側 制限時間:30分 読者:130 人 文字数:1929字 お気に入り:0人
「……で? なんだコレは」「なにって、ランジェリー」「おれには紐にしか見えん」「えー。この繊細なレース使いがわかんないなんて、どんだけ朴念仁なのよカラスマぁ」烏 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:からいりくじら ジャンル:暗殺教室 烏イリ お題:悔しい男 制限時間:30分 読者:133 人 文字数:1553字 お気に入り:0人
持ち帰りの仕事がようやくひと段落ついて、烏間がようやくベッドにやってきた時。彼の恋人であるイリーナ・イェラビッチは、いつもの「この衣服には一体どこを保護する目的 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:からいりくじら ジャンル:暗殺教室 烏イリ お題:失敗の食卓 制限時間:30分 読者:119 人 文字数:1699字 お気に入り:0人
熱で浮かされた頭に、おずおずと濡れタオルが乗せられた感触。その心地よさにふっと目を開けると、あまり見ない驚いた顔の烏間がそこにいた。「……すまん。冷たかったか」 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:からいりくじら ジャンル:暗殺教室 烏イリ お題:真実の血液 制限時間:30分 読者:130 人 文字数:1504字 お気に入り:0人
「——時々不思議になるのよねえ」熱心に砂場で「おしろ」を作り続ける娘をぼんやりと眺めながら、木陰でイリーナは呟く。「なにがだ」吹き抜ける風の心地よさに目をつぶり 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:からいりくじら ジャンル:暗殺教室 烏イリ お題:突然の宇宙 制限時間:30分 読者:127 人 文字数:2018字 お気に入り:0人
「ねぇんカラスマ――」「甘えた声を出そうが、ダメなものはダメだ」「……ちっ」先ほどからさんざ「授業なんかかったるい」「やってられない」「そもそも教師なんかやった 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:からいりくじら ジャンル:暗殺教室 烏イリ お題:幼い土地 制限時間:30分 読者:117 人 文字数:1505字 お気に入り:0人
「人を育てる——……か」生徒たちの乗ったバスを見送ったイリーナが、ぽつりと呟いた。「あいつからのアドバイスブックにあった言葉、か」吹けば飛びそうなほどに小さな言 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:からいりくじら ジャンル:暗殺教室 烏イリ お題:俺と霧 制限時間:30分 読者:115 人 文字数:1517字 お気に入り:0人
複雑なようでいて、単純で、だけど複雑。イリーナ・イエラビッチという女は、おれにとってはそうとしか言いようのない性格をしていた。「もー、まぁた雨!? もう雨はいい 〈続きを読む〉