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それはおそらく暑さのせい※月闇 ※未完




「ねぇ光明。髪、触っていい?」

「……嫌ですよ」


暑い夏の日。陽がじりじりと照りつける中、習慣になってしまった縁側のつどいに、そろそろ嫌気が差してきた時だった。
棒アイスを咥え、少しでも暑さを逃がしていたのに、隣の黒髪の青年は、お構い無しに、じとりと熱い眼で此方を見てくる。

「駄目なんだ」

「駄目ですよ」

おそらく熱さに思考回路がやられたのだろう。

棒アイスを恵んでも良かったが、残念ながら冷凍庫に入っている残りの一本は江流の分だ。

「俺のも触っていいから」

「とんだ物々交換もあったものですね」

「じゃあ、どうしたら触らせてくれる?」

「諦める選択肢はないんですか?」

「今のところはないよ」

青年は、温くなった麦茶を一口含んだ。すっかり氷が溶けたそれは、もう水に近い味だろうと、光明はぼんやり思いつつ、諦めの悪い彼をどうあしらうか考える。

ひどく面倒なことになった。
こんなことなら、こちらに断らずに、最初から触れてくれば良かったのに。

了承を得てからという青年の気づかいは感じ取れたが、自分の汗ばんだ髪に他人が触れる不快感はどうしようもない。

是か非か聞かれたら、勿論非だ。

「そもそも、どうして触れたいと?」

「それ、言わなきゃいけない?」

「理由がないなら尚更嫌です」

「………汗ですごい濡れてるでしょ、アンタの髪」

「えっもしかして汗フェチだったんですか?」

「何、汗フェチって。……汗で濡れた髪の毛がいつもより綺麗に見えたから、ただ単純にさわりたかった」







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