ジャンル:東方Project お題:寒い罪人 必須要素:時限爆弾 制限時間:2時間 読者:51 人 文字数:1433字 お気に入り:0人
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平凡を壊す

これはとある冬のお話。

私と魔理沙は炬燵に入ってのんびりとしていました。
なんでもない、ただの1日。ついうとうととしてしまっていた時でした。
突然けたたましい音が鼓膜を激しく揺らしたのです。先程までうとうとしていたとは思えないほど私の目は大きく見開かれ、隣にいた魔理沙は衝撃で立ち上がった程でした。
あからさまにいつもと違う状況です。
何かの前兆か。それとも一一異変か。
どちらにしても放置できるものではありませんでした。私はいつも異変解決に出かける時に持つものを持って家を飛び出しました。魔理沙も同様にです。私達2人は音の源へと急ぎました。


一一一そこで私が見たものは。
抉り取られたかのように地面が凹み、草木が炭となった森の一部でした。
一体誰が、なんの為に。
ここらの森に住むものといえば妖精くらいしか思い当たりません。怨恨で、というのは考えにくいでしょう。

あるとするならば一一一『力の誇示』。
ここらの妖精は単刀直入に言うと弱い。人間にすら勝てないほど。が、その妖精がもしもなんらかの力を手に入れたとしたならば?妖精を侮るな、という人への警告、という線もあるのではないでしょうか。


そう考えていると向こう側から氷の妖精がやって来ました。どうやらこの状況について何か知っているようです。

一一一一…。
なかなかに不味いようです。あの氷の妖精曰く、事の発端は妖精達があの河童の発明品を盗んだこと。そしてそれに少し知識があるものが細工を施し、物を破壊する能力のある、所謂爆弾を作ったということ。

まさか妖精の叡智がここまでとは思っていませんでした。少し侮りすぎましたか。まぁそこはいいでしょう。1番の問題点はその爆弾が2つあり、1つはこの森に、もう1つは集落の近くにあるということ。
集落の真ん中に置かれなかっただけ良しとしましょうか。そういう訳で、今私はその爆弾の元へと向かっているのです。
…が。
あの妖精に聞いたところ、集落付近に置かれたものは所謂時限爆弾らしいのです。そしてそれの起爆は最初の爆発から1時間。スペルカードをそれに放てば粉々になって爆発はしないとのことなのですが…
最初の爆発から約40分。ここから集落までが15分。
則ち、爆弾の捜索に費やせる時間は5分間。


私は最善を尽くすだけ。


15分して私と魔理沙は集落付近へと到着し、私が集落の北と東、魔理沙が集落の南と西をそれぞれ捜索しました。無線にて互いに連絡を取りながら。

一一一体感的には4分経ったかどうかという時でした。
集落の南にて魔理沙が爆弾を発見しました。
その文字盤にはあと15秒とのこと。
私は最大限の声量で口から言葉を紡ぎました。
一一一一壊せ!!!
紡いだというより投げつけるように放ったという言い回しの方が近いかもしれません。
その言葉が届いたのか、数秒後あの魔法使いの伝統芸が爆弾に炸裂しました。


その後、妖精達を集めて2時間程説教を垂れたのは言うまでもありません。
それから、河童にも自分の発明品は盗まれぬようしっかりと管理しろと釘を刺したのでした。


一一一一一一一一一一一一一一一一
《寒い-内容や中味が貧弱である。貧しい。みすぼらしい。》


【あとがき】
東方Projectで時限爆弾とかいう単語を使うのにとてつもなく苦労しました。氷の妖精とか河童は固有名詞出てきませんが分かりますよね?寒い罪人も解釈をどうしようか悩みました…

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