ジャンル:Fate/Grand Order お題:走る外資系企業 制限時間:1時間 読者:43 人 文字数:1419字 お気に入り:0人

花札をする以蔵さんとアサシンたち ※未完

お題無視します。すみません。

以蔵は部屋でアサシンの連中と酒と花札に興じていた。
札を囲むのは以蔵に新宿のアサシン(まだマスターにも真名を明かしていないそうで、ここでは「新宿の」で通っていた)それから酒呑童子と数合わせに紛れ込んできた茨木童子。ナイフ使いの方の式は、オレはそういうの好きじゃないとかで、輪には加わらず4人の花札を眺めていた。
これが、マスターに呼ばれて種火とやらを集めに行くいつもの面々。最近召喚されたばかりの以蔵にも、もはや気心知れた仲だった。
先日マスターから賭け事自粛のお達しがでて、今日は賭けているものこそなかったが、強いて言えばメンツがかかっている。
負けられない戦い、であるはずだった。


「にしてもお兄さん……」
アガリを宣言した新宿のが隣の以蔵を見遣る。
「ほんっとうによく負けるねぇ」
「ほんまやわぁ。まさか茨木より負けはるなんてねぇ」
空になった以蔵の盃に酒を勧め、酒呑が艶やかに笑う。
「おい。吾を基準にするでないぞ! 吾は先日、ますたあにも勝ったからな! 吾は強いのじゃ!以蔵が弱いんじゃ!」
名指しで弱いと言われ、以蔵がカチンときた顔をする。
「黙っちょれよ、この小鬼。次はおんしからふんだくってやるきに」
「ていうか、以蔵サンさ」
ふらり、と話に首を突っ込んできたのは、珍しいことに式だった。
うわ、ここ酒臭いな、なんて言いながら、以蔵の手札を指差す。
「さっきから、わざと負けてないか。今だって、コレ切ってれば次でアガリだったし。さっきからずっとそんなのばっかりだ」
「おんし、人の手札見ちゅうがか」
「気持ち悪いんだよ。さっきから。ええと……オレ、こういうのは始まった時にどこでゲームが終わるか見えるんだけど、さっきからずっと死ぬはずのところでゲームが死ななくて」
怪訝そうな表情で以蔵が式を見る。まだここに来て日の浅い彼は「直死の魔眼」というものをさっぱり理解していなかった。
まあ、そうだよな。と式が溜息をつく。
「ともかく、気持ちが悪いんだよ」
「まあ、確かに変だよな」
割り込んできたのは新宿のだ。
「少なくとも、俺が親の時は手札は平等に配ってるんだけど、お兄さんそれでも一人負けだ」
げ、と以蔵が短くうめいた。
「新宿の。おんし、そげなことしちゅうがか?」
「いや、これでも不正は見逃せない性質でね。公平にやってるんだ、構わないだろ」
サーヴァントとは、なんでこう揃いも揃って異能揃いなのか。
急に面倒くさくなってきて、以蔵は手札を放り投げた。
「おんしらはまだいいんじゃ。じゃが、そこの小鬼、札の扱いが雑すぎて手札が丸見えじゃ。」
以蔵は真っ正面の茨木を指した。
あれま、と酒呑が口元に手をやる。
「確かに茨木は雑な子やけど、おにいさんこの距離で手元見えはるん?」
「おまんもたまに見えちゅうぞ。新宿のは、流石に見えんが。おまん抜け目ないな」
「なんやますたあから聞いとったけど、ほんまに目がええんやね。以蔵はん」
「別に、普通じゃろ。生きちゅう頃からこんな具合じゃ」

「てことはお前、相手の手札が見えてるからってわざと捨て札加減して、それで負けてるのか」
「とんだ間抜けじゃな! って、痛い!痛いぞ酒呑!」
高らかに声を張り上げた茨木は、次の瞬間おでこを抑えてうずくまった。
「見かけによらず人がいいねぇ」

「どいつとやっても同じことじゃ。もう勝ち方も覚えとらんわ」

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