ジャンル:Voltron お題:宿命の第三極 制限時間:30分 読者:41 人 文字数:1428字 お気に入り:0人

みんなで遊ぼう・夏



チームヴォルトロン・現パロ


「海!」
「山!」
「ロボコン!」

みんなで遊びにいきたい。

誰が言ったかもはやわからないが、平和な発言から数十分。
冷め始めたポテトとハンバーガーの上で喧々諤々と意見が飛び交っていた。

「夏だぜ、夏!海に行こうぜ体焼こうぜ!ひと夏の思い出を作ろうぜ!?」

海以外の意見があるなんて考えられないとランスの憤りに、意外な人物が賛同する。

「私、ほんの小さい頃にお父様と行ったきりだから、行ってみたいわ。楽しそう」

アルーラの鈴のような声にランスは眉を上下させる。

「だっろ〜?水着を選ぶのを手伝おうか?初めてだとわからないこともあるんじゃない?」
「えぇ…プールとはわけが違うの…?」

海では必ず小さいビキニを選ぶのがマナーだとうそぶくランスをシローが短くたしなめ、その横でキースはピッジとバンクと言い争いを続けている。

「遊びに行こうっていってるのになんでロボコンなんだよ、参加するのか?」
「応援に行くんだよ!マットが出るんだ」
「それに、すぐ隣で最新のゲーム会社が集まって開発中のゲームも発表するよ!超楽しそうでしょ!いかなきゃ!」
「そんなのお前らしか楽しくないだろ。山ならみんな楽しいだろうが」

キース発言に一斉にピッジ、ハンク、ランスが口を開く。

「歩くじゃん!僕アレルギーあるし!」
「暑い中歩くのは簡便だよぉ」
「何が楽しくて夏に山に行くんだよ!」

わたしも虫が多いところはちょっと、とアルーラが申し訳なさそうに言うのでキースはむっすりとした顔を作ると腕を組んで背もたれに体を預けた。

「あっ、拗ねた」
「拗ねるなよ、キース。冬は選ばせてやるから」
「で、海にするの、ロボコンにするの」
「ロボコンは選択肢に入る権利があるのかよ」
「マットの応援してくんないの!?」

ピッジの甲高い声のあと、ぽつりとキースの声が続いた。

「シローは?」

それまでアイスコーヒーを飲みながら大人しくしていた男に、全員の目が集まる。

「そうだ、シローはどう思う?」
「海だよな?」
「マットの友達でしょ?」
「そうだなぁ…」

少し年が離れた友人を見渡すと、シローはゆっくり考えた。

「マットの応援には行って、」
「やった!」
「みんなで遊びに行くのは別の日にしよう」
「あーなるほど」
「ただ…」

シローは、言いにくそうに目線を泳がせると微かなモーター音をさせながら右手を上げた。
顔の横でグーパーさせながら申し訳なさそうに口を開く。

「塩水と砂は…入るとまずいんだ…ごめん」


沈黙。


「海は無し」
「だね」
「まじかよぉ!」

水着!ビーチバレー!具のない焼きそば!と嘆くランスの脇腹をキースが小突く。

「最後のは本当に楽しいのか?」
「山を選ぶやつに夏の醍醐味がわかるか!」
「よし表出ろ。お前だけ」
「キース、ランス、やめろ。あと、もう一つ行き先について提案があるんだが」

シローの言葉にピッジが胡乱げな表情を返す。

「博物館とか国立宇宙センターとか以外にしてね」
「うわ、」
「あったな」
「あれはやばかったな」

春休み、じゃんけんで遊びに行く先を決めたことを、まだ全員よく覚えていた。

「それなりに楽しかっただろ」
「それなりにね」
「っつーかもうやけだったというか…」

ぐったりしはじめた彼らの前でシローはアトラクションつきのプールの広告を見せた。

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