ジャンル:Free! お題:輝く寒空 必須要素: 制限時間:1時間 読者:11 人 文字数:775字 お気に入り:0人
[削除]

寒空の下で。 まこりん

 寒い、寒いと連呼したところでこの手がかじかむほどの寒さをどうにかできるわけもない。
 だけれど、意味もなく、やっぱり
「さみぃ…」
と言ってしまうのだ。
「凛。」
ん?と顔を上げて恋人を見上げれば、ふわり、とマフラーをかけられた。
「はい。これであったかいでしょ?」
整った、でもどこか、彼の穏やかで許容の広い優しい性格が出ている、人によっては間抜け面と言われそうな顔がにこっ、と微笑んだ。
「おお…」
「凛、手もかじかんじゃってる。だめだよ、こういう夜はちゃんと防寒対策してこなきゃ。」
「そういうお前はマフラーに手袋って完全防寒だな…」
「俺が冷たかったら凛のこと温めてあげられないでしょ。」
「っ……」
最近、真琴は天然タラシになってきている。顔も性格も申し分ない奴だから、恋人としては心配で仕方がない。
「ばか野郎…」
真琴は目を細めて微笑むと、顔を寄せてきた。
 どきん、として思わず硬直していると、真琴は俺の唇に指をかけ、半開きになった唇に口づけをしてきた。
 ぎゅっ、と真琴のコートを掴み、甘い感覚に浸る。ちらっと目を開けてみると、ほのかに紅く染まった真琴の頬が見えて、なんとなく嬉しくなった。
 唇が離れると、真琴はぎゅっ、と俺を抱き締めた。
「……さみぃ」
「はいはい。」
真琴はおかしそうに笑い、更に強く抱き締めてきた。
「帰ったら、お鍋にしようか。」
「ああ、ハルから貰った鯖があったな。」
「鯖鍋ってあるのかな~…」
「魚だし、いいんじゃねえ?」

 星が輝く、寒空の下。
 他愛のない会話をしながら、手を繋いで帰路へつく。
 寒いからこそ、お互いの体温が温かくて。
 寒いからこそ、二人で鍋をつつきあえるわけで。
 
 だから、わざと防寒具つけてこなかったなんて、秘密だからな?
 こっそり、夜空の月に囁いた。

ƒin.

同じジャンルの似た条件の即興二次小説


ユーザーアイコン
作者:純黒のみるハム*✿はるたん ジャンル:Free! お題:8月のホテル 制限時間:1時間 読者:5062 人 文字数:2873字 お気に入り:0人
「凛、橘!」都心から離れた郊外にある洒落たバー。交番の勤務を終えた山崎宗介が珍しく血相を変えて飛び込んで来た。凛と真琴は顔を見合わせながら、「宗介、いったいどう 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:純黒のみるハム*✿はるたん ジャンル:Free! お題:不本意な花 制限時間:1時間 読者:1052 人 文字数:1464字 お気に入り:0人
「ここです」まだぎこちなさの残る敬語を連れて遙が招き入れるとふわりと肩にかかる髪を靡かせ、尚は敷居を跨いだ。居間に通して、定位置のちゃぶ台に座らせる。そしてお茶 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:純黒のみるハム*✿はるたん ジャンル:Free! お題:悲観的なオンラインゲーム 制限時間:1時間 読者:1479 人 文字数:1613字 お気に入り:0人
凛が留学していない設定です※「オンラインゲーム?」「ああ。七瀬、やったことねーの?」「興味ない」一蹴して背中を向ける遙を、凛は慌てて引き止める。「待てよ!じゃー 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:荒ぶる方のなぎゅ ジャンル:Free! お題:1000の計画 制限時間:1時間 読者:1556 人 文字数:2599字 お気に入り:1人
「真琴先輩。今度、暇が出来たら教えてくれませんか。」部活帰り、めずらしく真琴と怜が2人きりで歩いていると、怜が呟いた。いつもの癖の右手でメガネを押し上げる動作を 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:荒ぶる方のなぎゅ ジャンル:Free! お題:過去のクレジットカード 制限時間:1時間 読者:744 人 文字数:2286字 お気に入り:0人
昔、父親にひどく憧れた時期があった。今思えば、大人に憧れて、背伸びをしたい時期だったのだと思う。クレジットカードを使って、支払いを済ませる様子が魔法のように思え 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:かすり ジャンル:Free! お題:フニャフニャの僕 制限時間:1時間 読者:888 人 文字数:2430字 お気に入り:0人
(真琴×モブ♀。まこはる?はるまこ?前提) 真琴が私の部屋に来て頭を下げたとき、私はその頭頂部を見ながら「卑怯だなあ」と思った。 もっと不誠実でも、少しぐらい逃 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:かいさどる ジャンル:Free! お題:殺された兄弟 制限時間:1時間 読者:841 人 文字数:1195字 お気に入り:0人
切り捨てろ、その一言が重くのし掛かる。世間から受け入れられない自分達の末路がこうなることを、俺たち自身心のどこかで理解していたのかもしれない。ざあざあと雨が降る 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ふちさき ジャンル:Free! お題:進撃のテロリスト 制限時間:1時間 読者:588 人 文字数:2225字 お気に入り:0人
!渚怜要素あり! 爆弾を持ってくるのは、何時だってこの同級生の気がする。 目を逸らす隙も与えずじっと見詰めてくる瞳を見詰め返して、オウム返しに呟いた。聞き間違い 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:五斗@全ケイ東3モ18a ジャンル:Free! お題:苦いカップル 必須要素:残尿感 制限時間:1時間 読者:623 人 文字数:1763字 お気に入り:0人
遙の家にはコーヒーを置いていなかった。昔ながらの雰囲気を残すその家屋の今に出るのは、冬は暖かな湯気を立てる緑茶で、夏は氷が涼しげになる麦茶だった。 対して真琴 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:❤️♡ときお♡❤️ ジャンル:Free! お題:2つの善 制限時間:1時間 読者:1232 人 文字数:1074字 お気に入り:1人
快感の伴った食事は罪である、と真琴は考える。そう考えるようになったのは、たしか遙がびちびちと跳ねる大きな魚を、小さな庭でさばいているのを見たころだったから、小 〈続きを読む〉

匿名さんの即興 二次小説


ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:進撃の巨人 お題:名付けるならばそれは奈落 制限時間:4時間 読者:7 人 文字数:1030字 お気に入り:0人
[R18]リヴァハンです。格好いい兵長も格好いい分隊長もいません。n番ぜんじだよ!ってお話です。えっちかくの初めてです。「っ__ふ、やば…」ハンジは自分の身体が 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:文豪ストレイドッグス お題:許せない挫折 制限時間:1時間 読者:6 人 文字数:2656字 お気に入り:0人
一度立てた誓いがある。誰にではなく、己自身に。この混沌の街を誰かが侵してしまわないように。あの頃ですら平和とは程遠かったが、その危うい均衡を余所者の誰かによって 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:進撃の巨人 お題:君の吐息 制限時間:1時間 読者:4 人 文字数:289字 お気に入り:0人
*モブハン死ネタ(?)注意*横たわるあなたの美しい身体。そこで広がる深紅の血液。「分隊長、生きてますか…!」傷にさわらないようにそっと抱き寄せる。体温も、流れる 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:ワールドトリガー お題:冷たい凶器 制限時間:15分 読者:21 人 文字数:1634字 お気に入り:0人
ぱっと光った。輝いて散っていく。思い思いにちらばっていく花火の、どことも知れない行き先を思いながら、残った煙だけがゆらゆらとくすぶって、花火たちを捕まえられな 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:血界戦線 お題:やわらかいパラダイス 制限時間:15分 読者:7 人 文字数:851字 お気に入り:0人
人間がどれだけ脆いものかを知っている。ぐらりと指先に伝わる肉の柔さを知っている。どの人間にも皮膚があり筋肉があり骨があり内臓がある。主にすべてを真っ二つにしてい 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:進撃の巨人 お題:平和と猫 制限時間:4時間 読者:10 人 文字数:2797字 お気に入り:0人
連続投稿を失礼致します。何でもドンと来いという方向けの、捏造と妄想の産物です。サネウリを連想させる描写があるので、苦手な方はご注意下さい。 幼かった私は、あの 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:文豪ストレイドッグス お題:輝く悪 必須要素:長編の冒頭として書くこと 制限時間:30分 読者:10 人 文字数:944字 お気に入り:0人
首領の死体が上がったのは、夏の始まりのことだった。港近く。汽水域の河辺に、ぼんやりと浮いた白い顔。ヘドロに汚されて、煤けて見えていた。――何時、誰が、何処で。蜂 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:文豪ストレイドッグス お題:求めていたのは嵐 制限時間:30分 読者:13 人 文字数:1035字 お気に入り:0人
(不健全のような……そんなことはないような)乱れる息に思考を散らされながら、ふと思った。これは、さながら荒天に漕ぎ出す小舟のようだと。遮光のカーテンを掻い潜る月 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:血界戦線 お題:楽しかった草 必須要素:映画 制限時間:1時間 読者:12 人 文字数:2794字 お気に入り:0人
水曜日の寝床はルーシー。赤茶けた髪とそばかすの散った頬、大ぶりの眼鏡ばかりがよく目立つ。出会った当初はこんな混沌の街に不似合いの田舎娘だった。仕事さぼって腹減っ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:プリパラ お題:限りなく透明に近いうどん 制限時間:15分 読者:26 人 文字数:608字 お気に入り:0人
「ねえねえ、みれぃ!今日、このコーデでおそろライブしよ!」「良いっぷりよ~☆」コーデの数だけマイチケをスキャンしてね。お友達のトモチケもスキャンできるよ。きらき 〈続きを読む〉