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アオハルかよ

「…アルバさんがサッカー部に?」
「…ああ」
「……本気なんですか?」
アルバは強く頷いてみせた。
「いやいや、無理でしょ」
語尾に草が生えそうなほどロスは吹き出して、腹を抱えて笑う。
「どういう風の吹きまわしですか」
「…別になんだっていいだろ!」
アルバの手にはしっかりと入部届けが握られている。
ロスは、入学してからすぐに勧誘され、今のサッカー部に所属することとなった。その話を聞いたアルバは、彼に続くように入部しようとしていた。
…しかしアルバは、正直身体能力が高い方では無い。これから三年間、サッカーをするだなんて。ロスからすればその決意は無茶ともいえた。
…なぜ、そんな気持ちになったのだろうか。
ふとロスが思考を巡らせると、あることが思いつく。
「…まさかアルバさん、モテたいとか…?」
「ち、違うわ!!そんなんじゃ無いよ!」
アルバは慌てた様子を見せる。ロスは、ははぁ、と全てを理解したように笑い、腕を組む。
「…アルバさぁん。短絡的すぎますよ。サッカーやってて、それでいて俺のようにイケメンで、さわやかな男がモテるんですよ」
アルバは怒ったようにロスの言葉を否定するので、明らかにロスは面白がっていた。
「…まあ、良いと思いますよ。これから部員同士よろしくお願いしますね、アルバさん」
「…うん」
ロスは、アルバのことを勘違いしたままでいた。
これで、ロスと一緒にいられる。
アルバはホッと胸を撫で下ろしていた。
…部活して、毎日一緒に帰ったり、他にもいろいろ出来るんだ。
アルバはこれからの三年間が、楽しみでならなかった。
…色々と頑張りすぎたアルバが、サッカー部の部長にまで登り詰めることになるとは、まさかロスは想像もしなかった。

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