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最期の時まで ※未完

「雑草には雑草らしい死を、ってね。なるほど君にお似合いだね」
 冷たい眼差しで見下ろす上司と、その隣でどこか悲しい表情を浮かべる彼に、真緒は虚ろな目で見つめ返すことしかできなかった。
 周囲には銃声が響き、まだミッションが継続してることを物語っている。
 その結末がどうなるかを、自分が知ることはもう無いだろうけれど。
「遺言ぐらいは聞いてあげるよ、真緒」
「勝手に、死ぬって決めつけないでくれませんか」
 自然と口から出たのは精一杯の強がりだ。
 さも面白そうな表情を浮かべて、上司――もとい、英智は歌うように告げる。
「でもその出血量ではこれ以上の作戦活動は無理だろう。後は僕たちに任せて……安らかに眠って」
 殊更に優しい声なのに、味方に向けた手向けの言葉のはずなのに、あまりに冷たく響く。
 隣に佇む彼の右腕――敬人は、英智のそんな言葉に眉をひそめながらも、掛ける言葉が見つからないようだった。
「ただただ献身的に組織のために身を粉にして働き、そして迎える結末がこれとはね。雑草の如きしぶとさが君の売りだったというのに」
「だからっ、勝手に……」
「まだ動けるならどうぞついてきて。そうでないなら足手まといで目障りで……邪魔だよ」
 悪魔のような笑みが浮かんだように見えたのは果たして嘘か真か。
 いや、英智は元よりそういう人間だった――敵だろうが味方だろうが、自分の利害に合わない行動しか取れない人間には容赦はない。
 撃たれた傷からは出血が止まらない。きっと英智の思っている通り、自分はこのままではもう長くないのだろう。
「敬人、せめて楽にしてあげたら」
 果たしてその顔に浮かんでいるのは慈悲の笑みか、それとも。
 声をかけられた敬人も敬人で、目の前の現実を自分の中でどう消化し、理解すべきか苦しんでいる様子だった。
「楽に……」
「君だって、彼がこれ以上苦しむ姿は見たくないだろうし、辛そうな声を聞くのは寧ろ君だって辛いだろう」
 いっそ無神経にすら聞こえる言葉に、敬人は思わず英智の方に振り返り、殺意すら滲んだ視線を投げつける。
 ――お前に何が分かる!
 そう言っているような瞳に、英智は一言。
「じゃあせめて、二人きりにさせてあげる」
 そう言って去っていく英智。
 背後からは、大方弓弦あたりが投げたであろう手榴弾が爆発する音が聞こえた。

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