ジャンル:刀剣乱舞 お題:軽い王子 制限時間:30分 読者:97 人 文字数:704字 お気に入り:0人
[削除]

朝のめざめ ※未完

 夢をみていた。なんの夢だったかは覚えていない。夢と現実との境界まで意識が浮上するにつれ、それまであざやかだった夢の景色はじょじょに色褪せていく。深く濃い海の底からぶくぶくと浮かび上がるにつれ、曖昧模糊に混濁していた自意識が、無色透明に洗い流されてゆく。
 瞼に、白色を感じた。それはあまりにまばゆくて、ぼんやりとした頭は、すぐにはそれが朝の陽光であることが認識できなかった。けれど、外の冷たい大気が流れ込んできて、それを頬に感じて、やっと頭がはっきりとしてくる。ぼやけたピントのカメラの焦点がじょじょにあっていくように、散逸していた意識の欠片があつまってひとつになる。今日も今日とて、本丸に朝がきたのだ。
「……よお、大将。よく眠れたか?」
 寝起きであることに配慮したのか、低く抑えた声がかけられる。眠気だとか怠惰とかとは無縁のさわやかな声色だった。
「………おはよお」
 開き切らない重たい瞼で声のもとに視線をやれば、開かれたふすまと逆光で切り取られた人の影。そこにいるのは誰、とは聞かずともわかる。初鍛刀で顕現して、それより近侍をつとめている薬研藤四郎だ。
「あいかわらず、はやいね」
 はは、と薬研は音をたてて笑う。
「大将が、寝坊助なんだ。さて、支度、手伝うぜ」
 軽やかな足取りで室内にはいると、後ろ手にふすまを閉める。わたしは羽毛布団を頬のあたりまで引き上げる。
「今日も寒そう」
「ああ、寒いとも。朝方には雪がちらついてたぜ」
 薬研は、無理に起こすことはしない。枕元に胡坐をかく。指先が、わたしの額にかかる前髪をはらった。やわらかい微笑みを浮かべていて、なんだか胸の奥がくすぐったくなる。

同じジャンルの似た条件の即興二次小説


ユーザーアイコン
作者:やすひと。 ジャンル:刀剣乱舞 お題:灰色の恋 制限時間:30分 読者:26 人 文字数:807字 お気に入り:0人
俺たちが戦う付喪神としての『叩き台』だということは薄々分かっていた。顕現されたばかりの刀剣男士という存在が如何に信用されていないか、時の政府と名乗るあいつらの態 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:小夜子 ジャンル:刀剣乱舞 お題:純白の復讐 制限時間:30分 読者:20 人 文字数:4646字 お気に入り:0人
電子の海折り返し8 ※未完電子の海折り返し7 ※未完電子の海折り返し5「今日はあったかいし、小春日和だね」「主、それは冬の季語です」「そうなの?ふふ、平野は物知 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ももとか ジャンル:刀剣乱舞 お題:君と教室 制限時間:30分 読者:74 人 文字数:774字 お気に入り:0人
学校に忘れ物をしたことに気がついたのは、家に帰って宿題をしようとランドセルを開いたときだった。明日提出のプリントがない。ちょっと血の気がひいた。何せお母さんは学 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
自己紹介 ※未完
作者:ももとか ジャンル:刀剣乱舞 お題:幸福な経歴 制限時間:30分 読者:40 人 文字数:518字 お気に入り:0人
朝、目を覚まして、同じ部屋で寝起きしている兄弟たちと挨拶を交わす。布団をたたんで身支度を整える間にも、遅れて目を覚ました虎たちがじゃれて足元にまとわりついてくる 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:2込しめじ ジャンル:刀剣乱舞 お題:複雑な妹 制限時間:30分 読者:96 人 文字数:709字 お気に入り:1人
妹と言う存在が如何様なものか、主に問うてみた。自分には可愛い弟が今一人いるのだが、弟と妹ではどう違いを感じるのか、それが知りたかったんだよね。曰く、妹は可愛いも 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:逆スーモイケメン(仮)Hey!You!!(「・ω・)「(光伽月) ジャンル:刀剣乱舞 お題:強い仕事 制限時間:30分 読者:149 人 文字数:352字 お気に入り:0人
「光忠、背後頼む…ッ、!!」「お~けぃ、任せて!」率先と前へと進んでいく2振。息の合った走りと信頼感を見せるような掛け声。2振がいたおかげなのか、他の部隊の奴ら 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:やすひと。 ジャンル:刀剣乱舞 お題:やば、平和 制限時間:30分 読者:174 人 文字数:726字 お気に入り:0人
花を愛で茶を嗜み酒を嗜み風雅を嗜み、ゆたりとした本丸生活は刀剣男士の心にゆるりとした時間を過ごさせた。時には喧騒もありだ。短刀たちのきゃらきゃらと楽しげな声、一 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:からすうり ジャンル:刀剣乱舞 お題:生きている犬 制限時間:30分 読者:174 人 文字数:802字 お気に入り:0人
バタバタと忙しない足音が、近づいてくる。何だ?と一期一振は首を傾げる。これが万が一、自身の兄弟たちであれば理由を聞いた上で場合によっては叱らねばなるまい。そう思 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:からすうり ジャンル:刀剣乱舞 お題:子供のにおい 制限時間:30分 読者:123 人 文字数:1209字 お気に入り:0人
軽い足取り。パタパタと忙しなく右左。今日も元気に賑やかだ。珈琲が美味い。「つるまる、またさぼってる!」小さな体躯で、胸を張って怒る仕草は微笑ましく茶色の髪がふわ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
春の美 ※未完
作者:からすうり ジャンル:刀剣乱舞 お題:美しい整形 制限時間:30分 読者:131 人 文字数:750字 お気に入り:0人
桜の花びらが舞う。ほのかに甘い香りが鼻腔に辿り着く。体感する温度は寒気とは違い、温く巨躯を包んでいく。なるほど、これが春か。「とうとう一巡りしたな」弾んだ声。そ 〈続きを読む〉

匿名さんの即興 二次小説


ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:スーパーダンガンロンパ2 狛日 お題:彼の許し 制限時間:30分 読者:5 人 文字数:821字 お気に入り:0人
「ご、ごめんなさい」「それで許されると思ってるの?」「うぐ・・・」頭の上を見上げると不機嫌な狛枝がいるそう、俺は怒らせたのだ。それも些細な事で。あれは二時間前。 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:スーパーダンガンロンパ2 狛日 お題:天才の犬 制限時間:1時間 読者:4 人 文字数:816字 お気に入り:0人
俺の家の犬は天才だ。いや、犬好きな人間なら全てそう口にするだろう。でも俺の犬は違う。本当に天才なのだ。名前は凪斗。ふわふわとした手並みにポメラニアンだか何だか分 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:終わりのセラフ お題:謎のカップル 制限時間:15分 読者:4 人 文字数:583字 お気に入り:0人
「お二人は付き合ってなさってるんですか?」ニュースや、色々な番組で見るこの言葉。普通は人のプライバシーに首を突っ込むなんて嫌にならないだろうか。いや、俺が可笑し 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:DQ11(腐)  お題:日本お尻 制限時間:2時間 読者:18 人 文字数:1836字 お気に入り:0人
あ、またか。そう思いながらバッグから携帯を取り出す。僕は、自宅からだいぶ遠い私立高校に通っている。だから、七時十五分発の電車に乗って行かなければならない。といっ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:ぷよぷよ お題:意外な秀才 必須要素:穢れたる地上に舞い降りし漆黒の堕天使 制限時間:15分 読者:8 人 文字数:381字 お気に入り:0人
「我は、穢れたる地上に舞い降りし漆黒の堕天使 ……」「何言ってんの?」「遂に頭が…いや、元からおかしかったですわね…」一見して優秀そうな出で立ちの彼が、所謂"中 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:おおきく振りかぶって お題:苦しみのしきたり 必須要素:ひょっとこ 制限時間:1時間 読者:13 人 文字数:1497字 お気に入り:0人
「あのさ、試合中にリラックスする方法、考えたいんだけど」本日の部活動を終え、汗だくの練習着を脱ぎながら阿部はそう言った。それは唐突な言葉であったが、特定個人に対 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:鬼滅の刃 お題:名前も知らない事件 制限時間:15分 読者:7 人 文字数:761字 お気に入り:0人
自分が選抜を通り、鬼殺隊の剣士として任務にあたるようになって早くも数か月が経っていた。相変わらず鬼は怖いと思っているし。殺されるかもしれないと毎度、考えているが 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:終わりのセラフ お題:僕の嫌いなぬるぬる 制限時間:2時間 読者:15 人 文字数:584字 お気に入り:0人
なにこれ目の前の気持ち悪いぬるぬるした生き物に俺は恐しさと驚いていた。いきなり柊家の研究室に呼ばれたかと思えば、何だよこれ。「驚いたか?」背後に気配がして咄嗟に 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:東方Project お題:小説の借金 制限時間:1時間 読者:40 人 文字数:2793字 お気に入り:0人
夕暮れ時の残照に赤く浮かび上がる幻想郷。人里に響き渡っていた子供たちの笑い声が遠ざかっていく。仕切りに客寄せをしていた露店も帰り支度を始める。その片隅、貸本屋『 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
K
作者:匿名さん ジャンル:名探偵コナン お題:東京の行動 制限時間:15分 読者:25 人 文字数:787字 お気に入り:0人
「いたぞ!」「追え!」やばい。見つかった。今俺は何者かに追われている。その何者かは知らないがきっとアポトキシン4869の謎を解明している組織だろう。さっき組織の 〈続きを読む〉