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オリジナル ※未完

カレンダーの予定表を眺める。町田の譲渡会が明日、墨田の譲渡会が明後日。朝から入らなくてもいいけれど、撤収は参加することになっていた。一週間前に更新した子猫の里親申し出は多かったと聞いていた。一眼レフカメラの使い方を覚えて、それで撮影したのが良かったのかもしれない。海外の情報で、寂しそうな顔や貧相な背景より、より華やかな背景で元気のよい姿を写すと里親の申し出の率が上がるとあった。それを読んで、今回はカメラだけでなく背景にも凝っていた。
よっさん
小野が声を掛けてきた。
何だよ
小野が何かを企んでいるようだった。にやにやしていた。あたりを見回し、耳をよこせと合図してきた。上半身だけをそちらに近づければ、
来てるんですよ、例の人、と囁いた。
誰だよ
赤司さんの
小野はそこで言葉を止めた。赤司さんの、と来れば、あれだ。
まじで?
買出しに出たら、今日、湯河原まで出掛けるらしくて車で迎えにいらしてて。赤司さんまだちょっと掛かるらしいので、中にご案内してみました
連れてたのかよ
よっさん、見たいんじゃないかなって思って
見たいに決まってる!
以前、赤司から聞いていた例の奴。赤司ははっきり言わないが、あの時の話題に出た奴なのだろう。
『沖縄出身ですか?
大学で話しかけてきたのは赤司からだった。相手が名乗ったので、名乗り返した。すると赤司はそう言った。
『そうだけど
『知り合いにも似た苗字の奴が居てね。みどりまと言うんだが、そいつも父方が沖縄出身だという話だった
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