ジャンル:ドリフェス! お題:アブノーマルなクリスマス 制限時間:15分 読者:30 人 文字数:1656字 お気に入り:0人
[削除]

8月1日、スキャンダル発覚?!


「今年はじゅんくんのお誕生日、なんにしよっか?」
 にこにこと満面の笑みを浮かべながら、千弦が歌うように言う。その言葉に、いつきの頬の筋肉も緩んでふんわりと微笑んだ。
「そうだね。八月になったらすぐに純哉くんの誕生日が来ちゃうもんね」
「そうそう! だから、今回はすぺすぺすぺしゃーる! でじゅんくんもびびーっくりしてハイパーほわハピ! になれるようなパーティーしたいよね!」
「なんだかすごく壮大なものになりそうだな……」
 千弦がくるくると回りながら出した単語の羅列に、慎が関心したようにぼそりと漏らした。
「でも、それぐらいド派手なやつがいいよね! オレたち、いっつも純哉くんにお世話になってるし!」
 慎の隣で奏がテーブルから身を乗り出しながら、挙手をしつつ言うと千弦が「そのとーりである、天宮クン!」と先生ぶったように言う。
「それで、どんなパーティーを……」
 と、いつきが話を進めようとした時。控室の扉が開いて、話題の真ん中にいる純哉が部屋に入ってきた。
「お? 何の話だ? パーティーとか聞こえたけど」
「え?!」
 扉のすぐそばに立っていたいつきが純哉の見上げる視線を受けて裏返った声を上げた。わかりやすいいつきの反応を見た純哉は、次に千弦の方を向いた。
「なんか楽しい話でもしてたのか、千弦?」
「えっ?! そ、そんな、じゅんくんのサプライズパーティーなんてふあっ?!」
 純哉に問われた千弦が全てを話す前に口を塞いだのは、飛び込んできた奏だった。それから奏は純哉の方を見てはっきりと言った。
「オレたち全然、純哉くんの誕生日パーティーの話とかしてないからね!」
「……奏、もう全部言ってしまっている」
 咄嗟に嘘を吐くことができない性格の奏は、結局千弦の口を塞いだ意味もなくそのまま全てを話してしまっていた。慎に指摘されてようやく気付いた奏は「ああっ!」と悲鳴のような声を上げた。
「……ぷっ、なんだよお前ら。いっつもいろいろサプライズしてくれてんだろ? ありがとよ」
 小さく吹き出した後、純哉は目を細めて微笑んでメンバーに言う。懐の広い反応に、慎もほっと胸を撫で下ろした。
「済まないな、純哉。本当はサプライズで驚かしてやりたかったんだが……それで、誕生日の日の予定はどうなっている?」
「あー、悪いな。せっかくパーティーしてくれようとしてたんだけど、実は予定があってさ」
 慎に問われた純哉は苦笑いを浮かべて四人に手を合わせた。
「ごめんな、みんな」
「いえ、いいんですよ。もしかして、福岡のご家族とお誕生日を過ごされるんですか?」
 いつきが首を傾げながら聞くと、純哉は首を振る。
「あれ、でもその日って純哉くん仕事入ってたっけ?」
「いや、仕事は入れてない」
 奏が聞くとやはり純哉は首を振る。
「では、何の予定なんだ?」
 慎が聞くと純哉は深く息を吐きだす。その瞬間、周りの空気が少し変わったような気がして、四人は無意識のうちにぴんと背筋を伸ばした。
「それは……大切な人との、予定」
 少しだけ目を細めて柔らかな声で言う純哉――大切な人、それは四人が想像しているよりも深い感情を抱いている人物だろうか。そんな想像を巡らせていると、純哉のジャケットに入っていたスマートフォンから着信音が鳴り始めた。
「あ、わり。ちょっと電話してくる。あ、もしもし……?」
 スマートフォンを操作しながら、純哉は楽屋を出て通話を始めていた。ぽかんとする四人は純哉が閉めた扉をぼんやりと見ているだけだったが。
「ねえ、純哉くんの『大切な人』って誰?」
 奏が呆然とした表情のまま他のメンバーに問う。そんなことわかるはずが、と慎といつきが答えようとした時。
「もしかして……カノジョ?!」
 千弦の唐突な発言に三人が同時に「はあ?!」と悲鳴のような大声を上げた。
「そ、そんな、あのミスターアイドルの純哉くんが?!」
「あ、アイドルであっても恋愛はじ、自由だ……俺たちが制限できることじゃない」
 

同じジャンルの似た条件の即興二次小説


ユーザーアイコン
小さな花火 ※未完
作者:桃月 ジャンル:ドリフェス! お題:俺と感覚 制限時間:15分 読者:56 人 文字数:1102字 お気に入り:0人
「夏といえばー! 佐々木純哉ー!」 そんな千弦の掛け声と同時に打ち上げ花火がぽん、と音を立てて夜空に広がった。「……え、何その掛け声」「えー、ユヅ知らないの? 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:桃月 ジャンル:ドリフェス! お題:茶色い妻 制限時間:15分 読者:78 人 文字数:1257字 お気に入り:0人
「みんな、こんにちはー!」「こんにちはー!」 ステージ上で純哉が挨拶をすれば、客席に集まった子どもたちから元気な声が返って来る。 晴天のデパートの屋上ステージ。 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:桃月 ジャンル:ドリフェス! お題:冷たいいたずら 制限時間:15分 読者:109 人 文字数:1335字 お気に入り:1人
はじめて見つけた色は、きっと淡い紫色だった。幼いころに一番近くで見つけた、きらきらとした鮮やかな色。ただ仲の良い友達だけでは収まらない関係。誰よりも負けたくな 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:桃月 ジャンル:ドリフェス! お題:頭の中の芸術 制限時間:15分 読者:118 人 文字数:1487字 お気に入り:0人
慎と純哉のレコーディングは滞りなく、順調に進んでいた。「やっぱりデビュー前から劇場で一緒にライブしてたのもあって歌声が合う感じがあるね」「昔、二人のライブ観に 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:桃月 ジャンル:ドリフェス! お題:昔の爆発 制限時間:15分 読者:104 人 文字数:1447字 お気に入り:0人
「ふふふーん、ふんふーん」 楽しそうに鼻歌を歌っている千弦を見て、いつきはくすりと笑った。「気に入ってるね、『You are my RIVAL』」 千弦が歌って 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:桃月 ジャンル:ドリフェス! お題:謎の夜風 制限時間:15分 読者:100 人 文字数:1153字 お気に入り:0人
「……何をしているんだ、椎名」 低い声に呼び止められて、小豆は顔を上げて声の主を見た。源馬が端整な眉をわかりやすく歪めて困惑の表情を浮かべていた。「何、とは」 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:桃月 ジャンル:ドリフェス! お題:綺麗な経歴 制限時間:15分 読者:139 人 文字数:1479字 お気に入り:0人
不思議と、違和感はなかった。「二人でレコーディングって、初めてだったよね?」 レコーディングを終えた二人に、プロデューサーが目を丸くして尋ねる。問われた二人は 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:桃月 ジャンル:ドリフェス! お題:知らぬ間の外側 制限時間:15分 読者:141 人 文字数:1214字 お気に入り:0人
9、最小の奇数の合成数。一桁では唯一の合成数。 11、五番目の素数。二桁では最小の素数。 その二つの数字が構成するもの。足し算ならば20、引き算ならば2、もし 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:桃月 ジャンル:ドリフェス! お題:ちっちゃな動揺 制限時間:15分 読者:141 人 文字数:1498字 お気に入り:0人
「どうして椎名くんはアイドルをしているんですか?」 そんな風に問われることは、幾度もあった。 例えば、学校の同級生。「椎名くんは成績も優秀だし、数学科のある大学 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:桃月 ジャンル:ドリフェス! お題:くさい博物館 制限時間:15分 読者:153 人 文字数:1542字 お気に入り:0人
「お、純哉。夏休みの宿題は無事に出来上がったか?」「三神さん!」 事務所でカメラを提げて歩いていた純哉に声をかけたのは、遙人だった。にこりと微笑んで手を振る遙人 〈続きを読む〉

匿名さんの即興 二次小説


ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:遊戯王ARC-V お題:フハハハハ!それは国 制限時間:30分 読者:10 人 文字数:770字 お気に入り:0人
※ユーゴ視点。統合後の話。一人の人間の中。それは一つの国のようでもあった。「すごいよこれ、ちょっとこれ見てよユーゴ」そう言いユーリは俺の前に一つの植木鉢を差し出 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:遊戯王ARC-V お題:春の誰か 制限時間:1時間 読者:11 人 文字数:1036字 お気に入り:0人
遊矢は皺一つない制服に腕を通す。まだピンと張りの強いそれは今日から中学生としての生活が始まる象徴だ。鏡で自分の姿を確認する。これからまだまだ背が高くなるのだから 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:Fate/Grand Order お題:僕の好きな消しゴム 制限時間:30分 読者:37 人 文字数:1515字 お気に入り:0人
王子!と呼び止める者のあるのを、分かっていて、聞こえていてヘクトールは走った。急いでいたからだった。手には熟れた実を一つ握りしめている。呼ぼうとして名前をうま 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:千銃士 お題:汚い土地 必須要素:右肩 制限時間:1時間 読者:9 人 文字数:438字 お気に入り:0人
世界帝による圧政が続く中 自由、尊厳を求め立ち上がったレジスタンスしかし武力の差は大きく レジスタンスを掃討すべく放たれた新型兵器により土地は穢れ レジスタンス 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:少女☆歌劇レヴュースタァライト お題:どす黒い犬 必須要素:武田鉄矢 制限時間:1時間 読者:14 人 文字数:1886字 お気に入り:0人
リビングのテレビをつけると随分と懐かしいドラマを放送していた。今後の参考にでもと思い、そのままソファに居座ると、どこからともなく甘い香りを漂わせたルームメイトが 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:テニスの王子様 お題:3月のサッカー 制限時間:15分 読者:9 人 文字数:636字 お気に入り:0人
「おかしいくないっすか」 四月を目前にして、まだ冬の名残のある風に自分で暖を取ろうと肩を竦めて自分を抱きしめる。どちらかというと暑さよりは寒いほうに強いが、それ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:咲-Saki- お題:めっちゃ木 必須要素:甘栗 制限時間:30分 読者:32 人 文字数:801字 お気に入り:0人
「甘栗食べたくない?」「食べたいけど何?山から栗拾ってきたの?」秋のしずは毎日のように山へ行く。栗拾いにキノコ狩り、紅葉狩りetc..秋の山には食材がたっぷりあ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:咲-Saki- お題:めっちゃ木 必須要素:甘栗 制限時間:30分 読者:37 人 文字数:934字 お気に入り:0人
「ねえねえすこやん。すこやんの高校時代の文学祭の映像見たんだけどさ」「…は?」正直こーこちゃんが言ってることが理解できなかった。どうして彼女が私の高校時代の映像 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:咲-Saki- お題:大人の魚 必須要素: 制限時間:30分 読者:34 人 文字数:1140字 お気に入り:0人
「小鍛冶プロは出世魚ってご存知ですか?」隣で一緒に水槽を眺めている赤土さんがそう呟いた。今日は対局や解説もない普通の休日でこーこちゃんもお仕事だしお家でノンビリ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:主役は我々だ! お題:振り向けばそこに出会い 必須要素:1000字以上 制限時間:4時間 読者:26 人 文字数:2613字 お気に入り:0人
「ブゥゥゥン!」無邪気な声が聞こえる。それはお気に入りの飛行機を持って庭をかけるような幼い子供の声……などでは決してなく、背にエリトラをつけて屋上から滑空してき 〈続きを読む〉