雨取の部屋 ※未完
期限の切れたばかりのクレジットカード。通帳に判子。
何枚もの積み重なった明細書。
更新されなくなった部屋には、埃が漂う。
「……くそ」
大切なもの入れ、と拙い字でそう書かれた紙が、古いボックスの蓋に貼られていた。
これは、いつ書いたのだろうか。
あの男は出会った頃から字が上手かった。
ならばこの字が書かれたのは、出会う以前だろうか。
子供っぽい字をなぞる。
中を開けたら、手続きに使うものばかりだ。
ずっと昔から、ボーダーに入った頃から使われていたのだろう。
「馬鹿野郎」
作者:匿名さん
ジャンル:武将隊
お題:もしかして犬
制限時間:15分
読者:13 人
文字数:720字
お気に入り:0人
名を呼べば素直に返事をして、確と後ろを着いてくる。 もしかして、いやもしかしなくても、此奴は犬では無かろうか。 褒めれば大きく尻尾振って、叱ればしゅんと耳を垂
〈続きを読む〉
作者:匿名さん
ジャンル:ゾエ
お題:大好きな伝説
制限時間:1時間
読者:20 人
文字数:1677字
お気に入り:0人
「この時期は、神様に花嫁を差し出す祭りがあんねんけど、アンタもそれ見に来たん?」そう言って緑のフードを被った少年が永見が持っていた一眼レフカメラのレンズを手で触
〈続きを読む〉