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背伸び ※未完

「あ、」
と、呟いた時にはもう遅かった。気紛れで盗んだ煙草の持ち主が、部屋の扉から顔を出したのだ。
火をつけた煙草の先から煙がくゆり、焼け落ちた灰がわずかに手に落ちる。
熱せられた灰が痛みとして認識される前に、ひょいと煙草を取り上げられてしまう。ああ、という嘆きも口を出ないまま、吸いかけの手巻き煙草は巌窟王の手袋の中でぐしゃりと音を立てた。
「なにをしているかと思えば、とんだ非行に目覚めたらしい」
「…すこし興味を惹かれただけです、悪気はありませんでした」
素直にごめんなさいと謝れば、彼は鼻で笑った後に乱雑に隣へ腰を下ろし、三脚のように長い脚を優雅に組んでこちらを覗き込んできた。
彼曰く、高潔な聖人であるらしい私らしからぬ行動ではあっただろう。それは素直に、己でも認めていた。
ただ、と尾を引く好奇心が燻ぶっているのは、己が成人を超えられなかった故だろうか。
「時折お前は、己でも理解できんような行動をしてみせるな」
「お見通しでしたか。…ええ、少し興味を惹かれたのです。
貴方がいつもいつも好き好んで口にしているので、果たして如何様な味がするものかと」
「クハッ、嘘と本音は半々で混ぜるものだぞ聖人サマ。…まあいい、それで?肝心の感想を聞く権利くらい、俺にはあるだろう」
「そう、ですね…」
射貫かれるような黄金の中の十字架から目をそらし、虚空へと視線を投げやった。
紙を食む感覚、鼻先で感じる仄かな熱、燻ぶる悪意を飲み込んだような喉の渇き、そして僅かな、亜真さ

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