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壊れたアリス

 私は魔理沙を殺してしまった。……
動機はとてもやわらかい。……なんだ?やわらかいって。まぁ、それはおいといて。魔理沙を殺した動機は「嫉妬」だ。霊夢ばかりかまって私にはちっとも振り向いてくれない。
『魔理沙はそんな人だ』
今までそう思って我慢したがもう限界だ。私は見てしまった。霊夢と魔理沙が互いの唇を近づけ、重ね合わせたところを。その瞬間、私の中の何かが壊れる音がした。
 小さな街灯の下。私は魔理沙を呼び出し、人形で殺した。そこで初めて私は自分の間違いに気づいた。
「あ、あぁ、ああぁ」
なぜ、私は魔理沙を殺したのだろう。なぜ、霊夢ではなかったのだろう。
「魔、理沙」
震える声で私は呼ぶ。
「答えて、答えてよ。……魔理沙」
私の名前を呼んで。その愛しい声で『アリス』て呼んで。
「アァ、マリサ。そコで寝てハ風邪ヲひクわよ」
私ハナぜか動かナいマリサを抱き抱エ、自分の家ニ帰っテいッタ。

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