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死ぬまでの走馬灯とやら ※未完

※流血表現あり、死ネタあり

 先程射たれた所が痛む。
 見ると、血が出すぎている。
 
 あーこれは死ぬかも…、と思いながら一応血を止めようと手に力を込める。けどやっぱり痛くて、いてぇ…、と声をあげる。
 でも聞いてる人は誰も居ない。

 もう皆死んじゃったから。

 親も、兄弟も、友達も…皆居なくなっちゃったから。
 最後に残った奴、俺だけかよ…。

 傷口よりも今は心が痛かった。

「はは、…こんなところで、おさらばかよ」

 結局、日本は負けた。
 あんだけ総力を尽くしていたのに、だ。

 誰だよ、勝つとか言った奴…。めっちゃ負けてんじゃん。
 過ぎた事なのでこんな事を言ってもどうしようもないのだが。

「最後はやっぱ、ヤりたかったなー、…死ぬんだったらさー」

 童貞のまま死ぬとか格好つかなすぎじゃね? まぁ、弟たちも童貞のまま死んでいったのだが。

「あーもう、疲れすぎていっぱい未練が思いつくわぁ…」

 前後の辻褄が合わないほどに。
 走馬灯が流れるように、思い浮かんでは消えた。

「…なぁ、…もう俺…ダメかもしんねぇわ…」

 あんだけ弟たちに啖呵切っておきながら、今更言える言葉でもない気がするのだが。

『何言ってんだ! 俺はカリスマレジェンドのおそ松兄さんだぞ?
死ぬわけねぇーじゃん!!』


 ごめん、ごめんな……みんな……。


 悪い___。

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