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ゆるやかな喜び

俺の主は、何をやるにも遅い。

「ねー主ー、まだなのー?」
「ん、んー、も、もうちょっと…メイクが終わらなくって」
「もう、ファンでだけでどれだけかかってるのさ!ほら、やってあげるから!」
「わわわ…ありがとう、加州」

ご飯を食べるのも、身支度を整えるのも、ごはんを食べるのも。

「あーるーじー、はやくー」
「ま、まって。えっと、厚樫山にいくんだから、まだ小夜ちゃんには厳しいよね。ああでも太鼓鐘くんは軽傷だし…」
「…じゃあ代わりに秋田入れればいいでしょ!遠征部隊小夜と交代してさ」
「…あ、ああなるほど!」

部隊編成だって、いつまでもうだうだ考えてちっとも出陣出来やしない。

「主!もういくってば!」
「あっまってまって…ええっと、玉鋼を…いや、それより砥石…」
「もー両方買えばいいじゃん!はい、これください!」
「ああっそんな!もっと考えないと」

万屋での買い物も、あーだこーだ考えて結局時間足りなくなるし。
本当に、うちの主は行動が遅い。

「主ってさ、本当に優柔不断だよねー。さっさと決めちゃえばいいのにさあ」
「まあ、それが僕たちの主だからね」
「それにしたって遅すぎ!俺が急かさないといつまでたっても悩み続けるよ、あの人」

そう話すと歌仙は楽しそうに目を細め、そのあとくすくすと笑う。

「案外、それがうれしいのかもしれないね。」
「は?」
「…そうだね、いいことを教えてあげよう。彼女はね…」



歌仙の話したそれを聞くと、俺はすぐに部屋を飛び出した。

「全く。まぁ、なかなか通じ合わない恋というのも、見ていて美しいものだね」




『彼女はね、君がいない間はとっても決めるのが早いんだ。』
『君がいて、急かしてくれる時にしか、優柔不断な態度はとらないんだよ』


『どうしてだろうね?』





「…主!!!」

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