ジャンル:hrak(腐) お題:君と暴力 必須要素:会話劇 制限時間:1時間 読者:67 人 文字数:1082字 お気に入り:0人
[削除]

尊敬に値する人

※ホー炎を目指したかった、はず



 隣からケタケタと笑い袋のような声がする。
 自由自在に飛べるようになりましょうよ、とか、やっぱエンデヴァーさん凄いですね、とか馬鹿にしているのか、はやしたてているのか、わからないような言葉と一緒に聞こえてくる。
 
 実に不愉快で堪らない。


「あ、今エンデヴァーさん不愉快だ、とか思いましたね?」
「それがどうした」
「はっは、認めちゃうところも流石です」
「馬鹿にするのもいい加減にしろ」


 まさか! そんなことないですよ! と茶番劇のような何かが繰り返される。これで通算何回目だと思っている。
 会話劇にしてもやりすぎだろう。

 しかしこの男、ホークスは口を閉めても自分でこじ開けるタチのようで、もう逸そ縫い会わせたい気分だ。
 多分、糸を全部抜くのであろうが。

 全く、面倒くさい人物に関わってしまったらしい。  


「それにしても、さっきの必殺技かっこよかったですよ」
「お前、今日はそれしか言えんのか」
「だって凄かったんですから、仕方ないでしよう!」


 ぐわぁってなって! と両手を大きく広げてダイナミックさをアピールしたいようで、同時に個性の羽根も一緒に動いているのを、本人は気づいているのであろうか。

 その必死さについ鼻で笑うと、本当に凄かったんですよ!! と余計に熱く語る。

 そろそろ本気で煩くなってきたコイツを黙らせる方法を考えなければ、帰るまでこの調子だ。と思っていると、けど、と接続詞が続く。


「けど、貴方は一人で解決しようとし過ぎです。
…頼りないかもしれませんが、…これでも一応No,2なので…えっと、頼って、もらえたら…うれしい、です…」


 ふむ、と考える。
 そう言えばコイツ、ホークスはNo,2ヒーローだったな、と思い返す。
 最近、一緒にいるせいか、それとも口煩い印象ばかり残っているせいか、もしかすれば、どっちもかもしれない。
 そんな思考を持ちつつ、何故貴様のような若造に助けを求めなければならん、と返す。


「ヒーローの本業は市民を救う事だ。
今回はヤケにその人数が多かった。それを真っ先に救うのは当然だろう」


 そう続けると、ホークスは豆鉄砲を喰らった鳩のように目を見開いて固まっている。
 それからへにゃり、と笑い、そうですね、と答えた。それと流石です、とも。


「俺、エンデヴァーさんのそういう所、好きです」
「何だ急に」
「あはは、いや何となく、ですね」


 そしてまたケタケタと笑った。

 何とも掴みにくい男だ、と思う。


同じジャンルの似た条件の即興二次小説


見つかりませんでした。

匿名さんの即興 二次小説


ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:Fate/Grand Order お題:静かな笑顔 制限時間:15分 読者:11 人 文字数:365字 お気に入り:0人
「マスター、少し良いか?」深夜マイルームを尋ねてきたのは、退廃的な雰囲気を纏う黒衣のサーヴァント(いやこの人に限ってみれば僕の方こそ僕であるほうが相応しいのかも 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
※未完
作者:匿名さん ジャンル:Fate/Zero お題:猫の大地 制限時間:15分 読者:7 人 文字数:275字 お気に入り:0人
『抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よーーーー』黒衣の魔術師の高らかな詠唱の終わりと共に眩い閃光が古城の一室に満ちる。魔術師が瞑った目を開いたのは、儀式の主たる目 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:武将隊 お題:もしかして犬 制限時間:15分 読者:10 人 文字数:720字 お気に入り:0人
名を呼べば素直に返事をして、確と後ろを着いてくる。 もしかして、いやもしかしなくても、此奴は犬では無かろうか。 褒めれば大きく尻尾振って、叱ればしゅんと耳を垂 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:ジョジョの奇妙な冒険 お題:大人の祖父 制限時間:15分 読者:11 人 文字数:404字 お気に入り:0人
「君と違って、ジョースターさんはまるで大きな子供みたいだな」少しだけ皮肉を込めて、それでいて柔らかくお前は微笑む。「あぁ、じじいは昔っからこうさ」好奇心旺盛で、 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:ハイキュー!! 阿吽 お題:僕と人体 必須要素:小説 制限時間:15分 読者:8 人 文字数:651字 お気に入り:0人
昔はこんな事考えもしなかった。いや、考えている暇がなかったと言った方がいいだろうか。学生の時より自由な時間は減った。それが大人という物だ。分かっている。俺のピー 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:ハイキュー‼︎ 赤葦京治 お題:地獄ロボット 制限時間:1時間 読者:8 人 文字数:2533字 お気に入り:0人
此処は地獄だ。流れる汗、詰まった指先、張り付く前髪、この熱気。毎日毎日、繰り返し、噛み締める、この両手に、空に届く程のトス。打ち付ける音、堪らなく大好きなんだと 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:東方Project お題:誰かと育毛 制限時間:15分 読者:23 人 文字数:407字 お気に入り:0人
霊夢のそこはいまだ発毛をみていない。みずからの発育に関してはとんと無頓着な霊夢である。だが、たまに魔理沙と温泉に浸かりでもすると話は違ってくるらしく。「なんでそ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:東方Project お題:愛と欲望の善意 制限時間:15分 読者:20 人 文字数:480字 お気に入り:0人
コアラに喰らわれ続け危殆に瀕したユーカリがやがて毒を獲得したように。覚妖怪に心のうちを暴かれ続けた者たちは、なんというかこう、「すれて」しまうのである。地霊殿の 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:ゾエ お題:大好きな伝説 制限時間:1時間 読者:16 人 文字数:1677字 お気に入り:0人
「この時期は、神様に花嫁を差し出す祭りがあんねんけど、アンタもそれ見に来たん?」そう言って緑のフードを被った少年が永見が持っていた一眼レフカメラのレンズを手で触 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん ジャンル:東方Project お題:愛、それは音 制限時間:15分 読者:28 人 文字数:375字 お気に入り:0人
ご自愛ください。という定型句にエロティックな意味を見出してしまう程度にはリリカ・プリズムリバーは若かった。思春期だった。自分を愛するとは陰核を愛することに他なら 〈続きを読む〉